こんばんはクーです。
今回はBlackRock社のニュースから番外編としてESGについてご紹介します。
少し昔の記事ですが、こちらをどうぞ。
ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取ったものです。今日、企業の長期的な成長のためには、ESGが示す3つの観点が必要だという考え方が世界的に広まってきています。一方、ESGの観点が薄い企業は、大きなリスクを抱えた企業であり、長期的な成長ができない企業だということを意味します。
ということです。ESGとは今までになかった企業を評価する新しい仕組みで、会社が長く確実に繁栄していくには欠かすことの出来ない重要な視点かつ企業価値です。
また株式投資では特定の銘柄を除外する方が多いです。生活必需品ではたばこやアルコール、エネルギーでは石油や原子力、産業では軍需ですかね。
それでは各項目について具体的に見て行きます。
環境に配慮した取り組みが出来ているかの指標です。言いかえれば、より良い持続可能な社会を次の世代へ伝えていくことに取り組んでいるかを数値化したものです。
具体的な取り組みで言えば
・自動車会社では二酸化炭素排出量の削減や脱ガソリン車
・電力会社ではクリーンエネルギーの利用
・水道などのインフラでは下水処理技術
などがあげられます。他には資源の有効活用や廃棄物の再利用かな。
<動画:持続可能な社会>
どれだけ地域社会へと貢献し、良い影響を与えているかの指標です。
・従業員や顧客の満足度
・寄付総額
・研修制度(研修時間・研修費用)や育児休暇
などの項目があげられ、内と外からみた企業の良さを表わしています。
日本企業ですと横河電機がユニークな試みをしていまして、「三鷹 横河電機の夏祭り」という企業主催のお祭りを毎年社員総出で開催して、地元の人たちをもてなしているそうです。
やや昭和の日本感が出ていますがこんな試みも企業としての一つの回答かなと。
他の二つと比べて馴染みのない言葉かと思います。企業統治がどれだけ健全かつ透明性のある運用になっているかの指標です。
その為、資本主義社会であっても株主をないがしろにした法律無視な経営が横行している企業が多く見受けられます。汚職等にも繋がっています。
一昔話題になった村上世彰さんはその著書「生涯投資家」で成長の無いGDPと株式市場の原因はこのガバナンスが日本企業には欠けていると指摘しています。
ガバナンスについて詳しく知りたい方は是非、村上世彰さんの著書をどうぞ。
企業は営利団体ではありますが、利益のみを追求する姿勢ではシェアエコノミー、AI、トークンエコノミー、3Dプリンターといった技術革新と世界の変化を生き残ってはいけないでしょう。
人と世の中から必要されてこその企業です。