「ブルーボックスカフェ」をご存知か?
昨年、ニューヨーク5番街にあるティファニー本店にオープンしたカフェで、「ティファニーで朝食を」が現実に!と大騒ぎになった。日本のメディアでもよく取り上げていたらしいので、知っている方もいるだろう。
しかしこの「ブルーボックスカフェ」、実は大きな欠点を抱えている。
予約が全くとれないのだ。
すべてオンライン予約なのだが、月初の予約開放タイミングに一瞬で埋まるためほぼ不可能。よって、インスタグラム等に行きました報告をあげている日本人がいたら「頑張ったね」って暖かい目をむけてあげよう。
とか言って、実は私、行ったことある。
ははは。
今日はその自慢だ。
冬のある日、私のもとに1通のメールが届いた。
ウェブデザイナーの男性からだ。いや、ゲイかつ時折乙女感を出しているので男性と書くべきか迷うが。学校で出会った彼と私は、旅行・グルメの趣味が似ておりすぐ仲良くなった。
メールを開く。
!?!?!?
「ブルーボックスカフェ」の予約とりすぎた!?
2席分譲る?まじ?二つ返事ですよ!?
早速、アフタヌーンティー好きの中国人に転送。
こちらも二つ返事で出席確定。
持つべきものは、趣味の似た友人。
これ、絶対だっ!
当日、ティファニーに向かう。
「ブルーボックスカフェ」は、店舗の中の一角をカフェにしたもの。ホーム&アクセサリー売り場のフロアにある。
予約したのに随分待たされ、ようやく中に入る。
おー確かにティファニーブルー!
思ってたよりカジュアルだけど、いい感じやん?
着席ー!
メニューもティファニーブルー。ご注文はもちろんティファニーティーセット!いわゆるアフタヌーンティーってやつですね。
さらに、友人が一品も食べたいというので適当に料理も注文。
まずはお茶がご到着。
写真を撮りまくる友人。
味は、普通。
けど味より「ティファニーブルーだ!」に感想が全部持っていかれる。ティファニーブルーって凄いんだなぁ。マーケティングのなせる業だ。
ここで我々、
女性一人客の存在に気が付く。
こんなキラキラ空間に一人か。よっぽど来たかったんだなぁと思いチラチラ見ていたところ、、、
なんと、、、
ミニ三脚でiPhoneをセット、実況を始めたではないか。
これが噂のインスタグラマー!?Youtuber!?いやTikTokじゃないか!?
さすがすぎるぞ、ティファニー!
驚愕していると、一品料理が届いた。
お美しい!
よーし、お味を確認しよう。
うん?
う、うん。。。
なんだろ、まずくはないけど、感想に困る味。
友人も同じ感想を持ったのか、"Oh, this is interesting"と呟いている。みんな、私の英語記事を覚えてるかな?Interestingは、微妙、って意味でもよく使われるんですよ?
さて、お次は真打ちのアフタヌーンティーだ!
めっちゃティファニー!
まずは下段のスコーン&中段のサンドウィッチから!
うん、、、
普通だな。
可もなく、不可もなく、こんなもんだよね、うんうん。
友人、二度目の"interesting"発動。
そして、お待ちかね!最上段はこれぞティファニーのスウィーツ!
ティッファニー!!!
銀の延べ棒から時計回りに感想を述べる。
1.銀の延べ棒:普通のチョコ
2.白いやつ:爽やかじゃない。
3.ブラウニー:めっちゃ甘い
4.青い卵:M&Msの味がする
5.白いやつ:友人が食べて"Interesting"
6.ブルーボックス:甘!甘!甘いぞ!!!
実は、ブルーボックスは巨大バージョンもあり、結構な数の客が注文していた。巨大版は白いリボンがかかっており、インスタ映え抜群だからだ。予約を譲ってくれた友人も挑戦したらしいが、感想は「甘さの爆弾だった」とのこと。
と、ここでわが友人、店員に向かって「写真撮ってくれる?だって私たち、そのために来たんだから!」と言い放つ。まるで、あんたらインスタ映えのためだけの店やん?と言いたげな口調に噴き出すMALIS。本人に全く悪意はない。
存分に写真を撮ってもらい大満足の我々大学院生は、午後からのクラスに向けてそそくさとカフェを後にしたのだとさ。
以上、ティファニーの「ブルーボックスカフェ」レポートでした。
これ、アルマーニばりに微妙なじゃないかって?
うん、まぁ確かに料理は微妙だった。
店内も思ったより高級感なかった。
でもさ、
なにはともあれ、楽しかったんだよ
全力でティファニー主張、インスタ映えに徹底!嫌いじゃない。
いやむしろ、振り切れていてとても好きだ。
予約がとれるなら、一度は来訪を勧める!
まとめ
・「ブルーボックスカフェ」は予約困難
・味はいまいちだがコンセプトで全てをカバー
・MALISはミーハー
次回、私の思う"本当の「ティファニーで朝食を」"をご紹介しよう。
MALIS
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