7月13日(水)
ご覧いただきありがとうございます(^O^)
高校数学教師(宮城県)を退職し、全国のデモクラティックスクール、北欧デンマークの教育を学んだ後、仙台から教育革命をしている伊藤真結です。
個別の授業対応なども行っている公式ホームページはこちら≪ 伊藤真結OfficialWebsite ≫
2020年4月からAKIU SCHOLĒ(アキウスコレー)という新しい学校🏫を仙台市秋保町に創っています。全日制の学校に行っていても、通信制高校に行っていても、不登校でも。
全ての中高生が、自分の選択で自分の人生を切り拓く力を育みます。
伊藤真結の応援はこちらから≪🎪 MAYU’s SCHOLĒ 🎪≫【社会起業家育成プログラムTOHOKU SOCIAL INNOVATION Acceleratorプログラム2019】
「共感賞受賞」最終プレゼン動画:https://www.youtube.com/watch?v=ieW27hLim5c
聴くブログはこちらから
実質梅雨入りしている仙台です。
雨が降り続いていて、
湿気も多くてカビが心配な気候です。
午後には、
土砂災害警報も出ました・・・。
さてそんな今日は昨日の続き。
セルフエフィカシーのお話です。
▽
昨日の記事では、自己効力感と自己肯定感について書きました。
私は自己肯定感は低いけれど、
自己効力感は高いです。
この自己効力感という言葉、
バンデューラさんという心理学者が提唱したとされます。
バンデューラさんによると、
自分が行為の主体であると確信していること、
自分の行為について自分がきちんと統制しているという信念、
自分が外部からの要請にきちんと対応しているという確信のことを、
自己効力感といいます。
じゃあ、自己効力感の源になっているものってなんなんだろう?
というと、これについて、
バンデューラさんは4つのものを提唱しました。
裏を返せば、
この4つが不足していると、自己効力感を持ちにくい、
とも言えるかもしれません。
▽
その4つを、自己効力感に影響が大きいと言われている順番に紹介していくと、
まずは、達成経験です。
これは分かりやすいです。
いわゆる成功体験のことで、自分で何かに臨み、成功したという経験を指します。
成功を重ねれば自己効力感は高まり、失敗経験に対する脆弱性も低減されます。
レジリエンスにも影響しそうです。
次に、代理経験です。
自分以外の他人が何かを達成・成功するのを観察することを指します。
モデリングと呼ばれますが、仲間など自分と類似した他者が成功した様子を観察すると、
自己効力感が高まりやすくなると考えられています。
これもなんとなく、自分と同じような境遇の人の成功が心の支えになる、
みたいなことを指すんだろうなと思います。
次に、言語的説得です。
自身の行為を言葉で励まされること、特に達成経験を褒められると良いそうです。
自分はできるという自己暗示も言語的説得になるそうです。
これは教師期待効果、ピグマリオン効果と似ている気がしますが、
「あなたは出来るよ」と前向きに励まされたり、褒められたりする経験は自己効力感に影響します。
そして最後が、生理的情緒的高揚です。
生理的状態は、自己効力の判断の手掛かりになると考えられています。
体力が有り余っているときは「何でもできる」という心理になりやすく、
前向きに仕事や学習を進められる、みたいなことを指します。
また、生理的な状態の解釈を変えることで、自己効力感を高めることができます。
以上が自己効力感の起源であり、その変動に影響する要因になります。
▽
こう考えると、
自己肯定感は低い私ですが、
達成経験は、小さな頃から培われて、
高校受験、部活動、大学受験を経て、ばきばきに自己効力感をあげてきました。
代理経験は、あまりないような気がしますが、
言語的説得はありがたいことに周りの人に恵まれていたと思います。
自己効力感への影響では最も少ないとされている生理的情緒的高揚ですが、
私の自己効力感はここにも起因している気がしていて、
片道2時間弱かかる高校に皆勤で通ったことは、
私自身の「やればできる!」に大きく影響したんだな、、、と感じます。
身体の状態への解釈を変えることももちろんですが、
そもそも健康な体で居ること、これが自己効力感に繋がっていくとなれば、
やはり自己健康管理については、
生徒たちに伝えていくべきことだな、と感じました。
▽
ということで、
有名な心理学者であるバンデューラさんの自己効力感をまとめました。
公認心理師試験まで、あと4日です。
今日も、読んで下さって、
ありがとうございました。_(._.)_