今日は4時に目が覚め
散歩🐾
今日も景色が綺麗で
何でもない田んぼ道が
世界の絶景100に変わります(大袈裟)
きれいだな~を十分感じた後は、
歩きながら、
昨日から、書こうか書かまいか悩んでいた、
「性教育」のことを考えていました。
このコロナの休校期間で、
10代の妊娠相談が増えたのだそうです。
考えられるものとしては
収入の減少による、援助交際や
家に居ることによる性的虐待という、
書いているだけでも胸が痛むものもあると思いますが、
どうやら、休校期間で増えた、
「彼」や「彼女」との間での性的な関わりに起因する相談だったのだそうです。
国連教育科学文化機関(ユネスコ)は国際的な指針を示し、
ジェンダー平等や性の多様性など人権の観点から、
幼児から青少年まで発達段階に応じて性教育を実施することを求めている。
避妊具の正しい使い方や選び方、
若年での予期せぬ妊娠によるマイナス面などは、
9~12歳で習うべきこととされている。
思えば自分の記憶にある「性教育」は、
はっきりと小学生の時です。
中高での保健の授業はもはや、1ミリも記憶になくて(寝てたのかな・・)、
全校生徒が集められて「性教育講座」みたいなものが実施されたのだけは
薄々覚えているくらいです。
1クラス10人程度の小規模な小学校で育ちましたが、
その時の保健室の先生がすごく熱心な先生でした。
何に対しても熱心だったので、
歯の磨き方とか、総合的に「からだ」のことについて、
すごく真剣に教えてくれたのを覚えています。
性教育についても然りで、
避妊具の話や、妊娠、中絶、
思春期の心と体の変化、
月経の話、
出産の話、、、
たくさんのことを、
みんなで教わったのを覚えています。
でも、
これが日本のスタンダードではもちろん無いようで、
中高生の相談の中には、
妊娠の可能性が無くても、
ネットなどで知りえた情報から、
「妊娠したかもしれない」との相談をしてくる女の子もいるそうです。
どうしたら妊娠するか?の正しい知識も持ち合わせていないのが現実です。
たくさんの情報が溢れていて、
ボタン一つでその情報にアクセスできてしまう今だからこそ、
私たち大人や学校は、
その情報との向き合い方や
正しい情報は
与えるべきだと感じています。
世界的な統計でも例えば、
女子教育は様々な効果をもたらすことが報告されています。
教育を受けた女の子は婚期を遅らせ、 子どもを計画的に授かることを学び、
その結果爆発的な人口増加を食い止めることができます。
世界銀行によると、女の子が教育を受ける年が1年増えれば、
出生率が10%減るという報告があります。
マリでは、中等教育以上を受けた女性は平均3人の子どもをもち、
教育を受けてない女性は平均7人の子どもがいるという統計がでています。
というものがあります。
それに、性教育がきちんと行われている欧米諸国、オランダでは、
(参考:文末「小学生がコンドーム装着実習…オランダの性教育がすごい!」)
10代の望まない妊娠が少ないというデータもあるそうです。
新しく学校を創りたいと走り出した私は、
「カリキュラムは子どもたちの中に」
ということを言ったりします。
それは、全部が全部ではないです。
好奇心を発揮し、力強く生きていく為に、
大前提必要な情報を与えることは、
私たち大人の、そして学校の、大切な役目だと思っています。
放っておけば子どもたちは自分の力で成長していく、
もちろんそれもそうですが、
一方で、
性の話やお金の話、癌教育、、、
生きていく上で、やっぱり知っておくべき大切なことはあって、
見守る部分と
支える部分と
与える部分
これをしっかり見極めて、
子どもたちと向き合っていかなくてはと思っています。
そうでなければ、
せっかく芽吹いた好奇心も、
〝正しい情報不足〟で花開かないかもしれません。
特に性の話は、
興味があるとか
悩んでいるとか
信頼関係が築けていてもなかなか
言い出せない、繊細なことだと思います。
身体は人それぞれ違うこと、
性別と心が違うことの悩み、
同性に好意を抱くことの悩みなど、
LGBTに関することもまた、
積極的に、
情報を共有していくべきだと考えています。
そうすることで、
もっともっと広い意味で、
多様性を受け入れられる。
自分は他の人と違うからおかしいのかもしれない、
という理由で心を濁らせていく子どもたちが減るのではないかと思います。
学校では、情報を共有すること、
そして相談しやすい関係づくりや環境づくりが必要です。
子どもたちの側に居る先生こそ、性の話を茶化さずに、
真剣に話し伝えることが大切なんだと感じます。
性教育は、自分と相手を大切にするためのもの。
「性教育を下ネタのように考えている人たちがいる。
子どもに責任があるのではない。問題は何も分かっていない大人たちだ」
≪参考≫