20歳の時
右上の奥歯が4本引っ込んでしまい
抜く為に医科歯科大学に入院した。
そして
全身麻酔の手術が終わり
3日間入院する事になる。
ε-(・д・`;)フゥ…
入院した場所は
団体部屋に入院し
そこに俺と同い年位の子も
入院してた。
その子は
バイクでコケて頭蓋骨にひびが入り
治療が難しく色々な病院で断られ
やっとこの病院を見つけて来た。
俺は
その子に声をかけて話すと
翌日手術をするらしい。
( *゚ェ゚))フムフム
するとその子の親が丁度来て
「一緒の部屋になるので
よろしくお願いします」と
凄く丁寧なあいさつをされた。
バイクでコケた子は
髪を染めて不良少年だったのに
その子の親は
物凄く礼儀正しく社会性がある。
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俺は
この意外な親子の組み合わせに
少し驚いてしまった。
Σ(・□・;)
そしてその子は
バイクでコケた事が原因で
足が痺れてて動かないらしく
検査の為にベッド事運ばれた。
その後俺は
漫画を読んだりして
退屈しのぎをし
夜まで過ごした。
その夜
バイクでコケた子が
やっとベッドに戻ってくる。
するとその子の髪の毛が
全部剃られてて
つるっぱげになってた!
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
この時俺は
「頭の手術をするのだから
髪を剃られるのも当たり前か」
そう感じて可哀そうに思った。
そして俺は
その子がガックリしてるのを見て
話しかけられる事が出来ず
そのまま寝てしまう。
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この日の深夜2時頃
何か周りがざわつき物音がして
目が覚めてしまった。
(*´゚д゚`*)オヤオヤ
何が起きたのかと思い
周りを見ると
バイクでコケた子の緊急手術を
これから行うと看護婦が話してる。
俺は
その光景をずっと見てたら
点滴タイプの麻酔を打たれた。
そして看護婦さんが
走ってベッドを持っていき
何かとんでもない事が
この時起きた感じだった。
その後俺は
心配してもどうにもならないので
そのまま朝まで寝てしまった。
(*´Д`*)スヤスヤ
朝起きて時計を見ると
6時ごろを指していて
バイクでコケた子のベッドが
まだ戻ってきてなかった。
もし別の部屋に入院するなら
ベッドだけ戻ってきてるのだけど
そのベッドが無いという事は
手術が終わってない。
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そして
更に1時間後の朝7時過ぎ
頭蓋骨骨折の手術が終わり
バイクでコケた子が戻ってきた。
その子は
麻酔からまだ目覚めて無く
顏から肩まで包帯を巻かれてた。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
俺は
「こんな大手術をしたら
普通集中治療室じゃないか?」
そう感じてしまった。
そこで看護婦さんに
「集中治療室じゃなくて大丈夫?」
そう聞いてみた。
(。´・_・`。)ダイジョウブ?
すると
「目が覚めた時に
全く見た事ない光景だと
パニックになるんだ」と言ってた。
そして
「もうすぐ目が覚めるから
それで落ち着いたら
集中治療室に移動させる」と言う。
更にどんな手術をしたのか聞くと
「頭蓋骨に薄い鉄板を入れ
ボルトで止めたんだ」
そう答えてくれた。
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最後に俺は
この手術でこの子が助かるのか
先生に聞いてみた。
すると先生は
「多分足も動くし
助かるから心配ないよ」
そう答えてくれてほっとした。
その後手術を受けた子は
無事に目が覚めて
にベッドごと持ってかれ
集中治療室に移動した。
そしてこの日俺は
また退屈になってしまったので
食事の代わりの点滴を持ち
喫煙所でタバコを吸った。
この日の夜
2日ぶりにおかゆの食事が出て
やっと飯にありつける。
(∩´∀`)∩ワーイ
この時のおかゆは
ただの卵がゆだったけど
これほど美味しい物かと驚いた。
( ´ー`)フゥー...
食事に満足した俺は
お腹いっぱいになって
すぐに寝てしまった。
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翌日の退院する日
ひげをそって顔を洗いたいので
看護婦さんの声をかけてみた。
すると俺の顔を見るや否や
あまりの不潔顔に驚かれ
凄い苦い顔をされてしまう。
(´・ω・`)ショボーン
でも顔を洗いたかったので
看護婦さんに洗面室の場所を
教えてもらった。
そこで俺は
顔を洗って髭を剃って
石鹸で髪の毛を洗い
スッキリする事が出来た。
そして退院する時
頭蓋骨の手術を受けた子は
別の部屋に行ってしまったので
お別れの挨拶が出来なかった。
その後俺は
行き付けの歯医者に行き
治療後の結果を報告し
入れ歯を作ってもらう事になる。
でも奥歯を4本抜いたのに
入れ歯の歯が3個の物が出来たが
先生にこれで良いと言われたので
20歳で入れ歯デビューをしてした。