スペインの800年前からあった教会で
白一色の壁と白一色の天使の彫刻が
経年劣化で色が剥げてきたので
塗り替えを行いました
しかしその色を塗り替えたら
見るも無残な姿になってしまい
再度修復されるまで教会連盟から
閉鎖命令が出される事態となってます
問題が起きたのはスペイン北部にある
ソリアの教会「エルミタ デ ヌエストラ
セニョーラ デル ミロン」と言う
とても長い名前の教会です
この教会は13世紀には既に存在してて
内装にはバロック様式の装飾が施され
18世紀に行われた改築でもこの装飾と
色は残されました
今回壁と天使像の塗り替えが行われ
白い石膏製の天使の像が着色されて
あまりにも無残な姿となってしまい
鼠がいる夢の国みたいになったのです
この無名の教会が話題になった訳は
ソリアの歴史的文化遺産の保護と
宣伝を行っているというSNSの
ソリアパトリモニオ氏による告発です
2024年7月28日モニオ氏は「彼らは
この教会に何をしたのですか?」と
様変わりした教会の様子を投稿し
話題になった事がきっかけです
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修正前はかなり色が抑えめでしたが
塗り直し後は壁に赤色が塗られ
柱の所にある像も着色されてしまい
しかも雑な塗装で目も当てられません
天使像は髪の毛や眉毛に色が塗られ
唇は真っ赤に染まり更に眼には
黒目を入れた事で全く以前の物とは
印象が異なる姿になっています
これを知らなかった市長は協会組合に
「一体何をしてくれたんじゃワレ!」
と怒鳴り込んで訳を聞いたところ
法律に欠陥があった事が解かりました
それは教会の内部修復の為に
「作業と使用の責任宣言」という
地方自治体の許可なしで作業できる
法律の穴をついた事が判明しました
そして協会組合は作業の失敗を認め
修復がなされるまで教会を閉鎖し
威厳を品格ある装飾に塗り直すまで
誰も入れなくしたのです
教会は自治体の文化財指定はなく
しかし一般都市計画の保護を受ける
対象だったので市議会が教会の財産に
損害が出ていないか調査するそうです
以前も威厳ある教会に描かれてた
キリストの修復に失敗した所があり
そこは逆に世界的な話題となり
見学者の観光で大儲けしてます