7歳の時の大晦日
大雪が降って公園に行くと
上級生の女子1人男子2人の声掛けで
みんなで雪合戦をする事になった。
最初みんな1対1で雪を当て合い
降参すると仲間にできるルールで
すぐ上級生の女子に狙われた俺は
巨大雪玉を当てられ降参した。
その後女子の指令で
降参した子達が相手に雪玉を当て
その間の女子が大玉を作り
とどめを刺すいう作戦になった。
( *゚ェ゚))フムフム
そして女子の仲間になった我々は
まだ1人でいる子を見つけて
雪玉を集中砲火させてひるませ
そこに女子が大玉を両手で投げる!
すると相手の目の前に着弾し
その勢いで後ろに倒れて雪に埋もれ
そこにすかさず女子が駆け寄り
雪玉を投げつけボコボコにしてた。
ヒィィィ!!ε=ε=(ノ;゚Д゚)ノ
もうその状態になると相手は
「参った!」と降参するしかなく
この作戦がとてもうまくいって
どんどん仲間が増えて行く。
最終的に5人まで仲間にでき
他の子達も5~6人のチームができて
1対1からチーム戦になってしまい
作戦を練り直す事になる。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
次の作戦は
最初に女子が俺の顔より大きな
大玉を相手に投げてひるませたら
我々が雪玉を投げまくる戦法。
そして作戦を実行すると
最初の大玉がチームの真ん中に落ち
作戦通りひるんでくれて
我々が雪玉を投げまくった!
その間に女子がまた大玉を作り
もう1発投げてたら1人に直撃し
転んだ所に一気に女子が近づき
雪玉を投げてボコボコにしてた。
(*`∀´*)ケケケッ
すると案の定相手が降参してしまい
この方法でどんどん仲間を増やし
我々のチームの人数が拡大して
もう勝利確定くらいになる。
その後もこの作戦を続け
みんなこの女子の大玉をくらい
ボコボコにされて降参してしまい
もう女子1人の圧勝な気がした。
この頃になるとみんなは
女子の事を番長と呼ぶようになり
完全に全員逆らえない状態で
部下に成り下がってた。
雪合戦の勝敗の結果は
思った通り我々チームの勝利だけど
番長1人の戦闘力があまりに凄くて
この女子の1人勝ちの雰囲気だった。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
このあとみんな
お昼になったので家に帰り
俺も帰って家に到着したら
雪合戦の事を母親に話してみた。
すると母親は
あの番長女子を知ってるようで
俺にあの女子の情報を
色々話してくれた。
番長女子は
中国人のハーフの子ので
とても気が強くてすぐ暴れるから
空手教室に通わせたといってる。
この話を聞いた俺は
「暴れる子に空手なんて
鬼に金棒じゃないか」と感じ
手が付けられないじゃんと思った。
しかし母親が言うには
空手を習い始めた理由が
精神を鍛える為に通わせ
暴れないようにする為だという。
しかし前に鳩の卵を割った男子を
鼻時が出るまでボコボコして
半べそかかせてたのを見たから
精神修行が全く効果ない気がする。
そして今日の雪合戦の事もあり
もう完全に魔王の立ち位置になって
あの女子に目を付けられたら
絶対逆らわないと誓ったのだった。