



6歳の時に埼玉県の三郷団地に住んでて
当時この団地には学校にも団地内にすら
図書館なんて無く無料で本が読めるのは
教室内の学級文庫だけだった
(´・д・`)ショボーン
なので欲しい情報の本を手に入れるには
本屋でないと手に入れられなかったのに
商店街の小さな本屋は売れる本しか無く
少数派の趣味の本は全然なかった
この頃プラモの改造方法を知りたいのに
そんなニッチな本なんて当然置いてなく
プラモの情報は雑誌コロコロコミックの
プラモ京志郎という漫画しか得られない
更に俺は電車好きなので鉄道模型の事も
知りたくてこの情報を知れる本を探すが
そんな本もっとニッチな本だから店には
影も形もなく全く情報を得られなかった
情報は学校の同じ趣味の子同士で交換し
そこで知る事しかできないしそれか時々
東京のお祖母ちゃん家に行くからそこで
最新情報が載ってる本を買うしかない
しかし1年に数回貨物電車のコンテナを
荷台に乗せたトラックが2台来てくれて
その中は古本屋に改造され東京の最新の
情報が載ってる本を唯一手に入れられる
この時欲しくても手に入いらない本を
一生懸命探して高い所ははしごで登り
夢中に探索してもし見つけたら母親に
その本を買って貰ってた
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

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選ぶ本はプラモと鉄道模型の本ばかりで
古本だから少し情報は古いけどそれでも
三郷団地の様なド田舎だとこれでも十分
最新情報になってた
ウフフ♪(。-艸・。)
そして母親の所に行くと母親はコスメの
カタログや洋服のカタログや小説などを
たくさん買う様で買い物かごいっぱいに
本を詰め込み父親に持たせてた
なので俺も本を父親が持つかごに入れて
すると父親は「重い~」と言ってたけど
そんなの気にせず母親はどんどん古本を
かごの中に入れていく
その後会計を済ませ家に帰り早速買った
本を見ると漢字にフリガナがなくて俺は
文字を全然読めなかったが写真はとても
凄く迫力ありそれだけで大満足してた
しかし値段と図解は解ったのでプラモの
改造の仕方は何となく知る事が出来たが
実際にやるには材料を買って揃えないと
不可能だと理解し諦めるしかない
でも改造後のプラモの写真が掲載されて
それが凄く綺麗でカッコ良いから感動し
毎日ずっと改造プラモの写真を眺めては
「スゲー!と声を上げ歓喜しまくってた
そして見飽きると教室の学級文庫に入れ
他の子も見飽きた本をここに入れるから
知らない情報をみんな本で交換し合えて
ド田舎のとても貴重な情報源になってた
ランラン♪((ヽ(*'ェ'*)ノ))

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あるひ銀座に家族で行った時三郷団地の
玩具屋で売ってない鉄道模型が欲しくて
そごうの大きな玩具屋に寄ってもらうと
思った通り鉄道模型が売ってた!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
なので母親に鉄道模型のセットが欲しい
とねだると値段を見て「全部そろえると
10万円位するじゃない!」とビックリし
「とても買えない」と言われた
この時俺は鉄道模型は子供の玩具だから
安いのかと思ってたが想像以上の高額で
よく見たら凄くリアルな電車の作りだし
大人用の物なんだと強く感じてしまう
これじゃお年玉でも無理だしお小遣いを
溜めたとしても何十年もかかってしまい
大人になって仕事して給料もらってから
買わないと絶対不可能だと思った
仕方なく今回は諦めてかえろうとしたら
店員さんが俺と母親の会話聴いてた様で
分厚いカタログを持ってきて俺に渡して
「いつか買いに来てね」と言ってくれた
そのカタログを開くと鉄道模型の車両が
全部乗っててジオラマの写真も掲載され
しかも全部の物に値段も書かれてたから
夢の鉄道模型の価値を知る事が出来た
そして「さすがこれだけリアルに本物の
電車を再現した模型だと凄く高価だ」と
物の価値の値段のえげつなさを思い知り
貧乏な我が家じゃ絶対買えないと悟った
(;д;)グスン











