「ヘアカットマシーン」の制作者が
2号機を制作中です。
まだ完成しておらず
色々難題を抱えてるようです。
まず開発費が無く
クラウドファウンディングや
自分のホームページで
開発資金募集をしています。
その他には
センサーと動きの調整が
上手に出来ないようです。
これは
センサーで検知した位置で
可動部分がきちんと止まらず
調整に苦しんでいます。
あとは
頭の形を計測するのですが
頭がどうしても動いてしまって
上手く計測できません。
現在このような問題を抱えていますが
色々工夫して完成させようとしています。
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最初の1号機は
掴んで髪の毛を伸ばし
はさみで切るという事をしてました。
しかしこれだと
耳まで切ってしまう危険性がある為
断念しました。
次に改善して制作された物は
バキュームで髪の毛を吸い上げ
伸びた部分の髪を切る方法でした。
しかしこれも問題があり
きちんと押さえられてない髪の毛を
はさみで上手れません。
更に1号機は
カットするアームが土台の上にあり
そこをスライドして上下に動き
髪をカットするものでした。
でもこれだと
後ろの首の1番下部分までアームが届かず
そこだけ髪の毛が長いまま
残ってしまってました。
でも2号機は
この問題を解決して
制作が進められてます。
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まず
後ろの首の部分の様な
切り残し部分がでない様に
アームを吊り下げ式にしました。
こうする事により
どんな場所にある髪の毛も
問題なくカットできます。
そして
切る時に使用するバキュームも
完全固定式にしました。
以前のバキュームは
ホースを直接取り付けていた為
吸い込む時に
髪の吸い込む角度が変化してしまいました。
そこで
必ず指定した方向に髪の毛を吸い込む為に
バキュームをホース式でなく
プラスチックパイプにしました。
でも1番手ごわい不具合は
この物理的な要因じゃありません。
1番難しい事は
可動部分がPCで命令した位置と
ほんのわずかにズレてしまう事です。
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可動部分が1か所ならば
特に気にするレベルの物でないのですが
この機械の可動部分は
1000か所以上あります。
この可動部分の1つ1つが
正確な位置まで動いて止まらないと
わずかなズレが積もって
大きなズレになってしまいます。
でも開発者は
このずれが起きる事を想定して
プログラムで位置がずれても
補正できるようにしました。
しかし
プログラム的に完璧な物を作っても
実際の物理的な動きは
プログラム通りに行きません。
このアームの動きのデーターを取ると
1000回に1回違う動きが出てしまいます。
この不具合の悩みに開発者は
「50個の10面体のサイコロを
1が出ない様に1000回降っても
1回発生する誤差です」と言ってます。
この事から開発者は
「1000分の1で発生する誤差を
想定の範囲内にしたプログラムが必要」
こう発言してます。
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まだ不具合もあり
2号機から新規で取り付けた
頭部の形を圧力で測定するスイッチが
頭を動かすと測定が狂う事です。
この問題を解決する為開発者は
顔を固定する物を制作してますが
まだ完成してません。
ヘアカットマシーン2号機の開発は
データーがまだ少なく
改善の余地がまだまだあると言います。
この完成までの流れを
乳児の出生率で例えてます。
あかちゃんは
生まれた瞬間からしばらく
死亡する確率が高い状態が続きます。
そして
時間が経過すると死亡率が低くなり
安定して生命活動が出来る状態になり
死亡確率が低くなります。
更に時間が経過すると
元々ある異常部分の活動が大きくなり
また死亡率が高くなります。
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その異常部分が完治すると
ようやく人の環境に適応して
強く生命活動が出来る様になります。
この状態をグラフにすると
「高い」「低い」「高い」という
入れ物の様な形になり
これを「バスタブ理論」と言います。
開発者は
この2号機も作って行くにあたり
開発もこのような状況になると
予測してます。
そして
この機械の制作過程を
YoutubeとTwitterで
順次公開て行くみたいです。
時には
完全に動かなくなったり
恐ろしい動作をする事もあります。
しかし
その不具合こそが
完成に向かってる証拠と言います。
開発者は
現在の開発状態をみんなに見せる為
髪の毛をカットしてロゴを書くと言う
チャレンジをしました。
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このロゴのカットは
「最初兄さんやって」と頼みましたが
猛烈に嫌がられてしまいます。
しかし
お兄さんにお金を渡すと
快くやってもらえる事になりました。
結果
全然ロゴと同じ形にならず
ただの部分ハゲになってしまいます。
この事に責任を感じて開発者は
「自分もこのロゴカットをしてみるよ」
そう言いチャレンジしてみます。
結果
お兄さんのより
少し進化したロゴになりましたが
結局部分ハゲです。
このロゴカットに当たり
精密に頭の形を計測したのですが
結局うまくいきませんでした。
しかし
この事がテレビ局に知られて
実際にロゴをカットしてるシーンを
撮影される事になります。
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テレビの撮影場所は
研究所内でなく
テレビ局の屋上でやる事になり
機材を持って行き設置しました。
そして
実際にヘアカットマシーンが稼働し
髪の毛をロゴ型に切り始めました。
カットの仕組みは
昔のテレビの走査線に
画像を表示するやり方です。
これは
画像を横方向に分割して読み取り
その画像を2つに分けて高速で点滅させ
あたかも1つの画像と見せる方法。
これと同じやり方で
髪の毛にロゴを書いて行きます。
結果
全然指定したロゴっぽくなく
痛々しそうな部分ハゲになってます。
この結果に開発者の奥さんは
「こういう変人が好きだから
私あなたと結婚したの」
そう答えています。