がん細胞を永久に眠らせて
ガンが原因で死ぬ事を無くし
寿命まで生きられる薬が
開発されました。
しかもこの薬は
全てのがんに効果があり
強制的に活動を停止させられます。
この薬を開発したのは
米マウントサイナイ医科大学の
研究チームです。
がん細胞は
抗がん剤治療を行うと
休眠状態になり見えなくなって
発見できなくなります。
そして休眠状態中
抗がん剤が効かない進化をし
また暴れ出すのです。
しかし今回
この休眠状態のまま
強制的に目を覚まさせない薬が
開発されました。
この薬を使えば
がんがあっても発病せず
一生がんにならないという事です。
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がんは
完全に治療できない事もあり
時間がたつと同じ場所で増殖したり
転移して再発したりします。
しかも
再発したがん細胞は
抗がん剤に耐性を持ち
治療できない場合があります。
抗がん剤に対する耐性は
がんが自分を死滅させようとすると
休眠状態になり見えなくなります。
この時のがんは
治療薬に対する耐性を身に付ける為
進化しているのです。
今までは
がんの再発と転移の防止をし
いかに全部死滅させるかが
重要視され治療されてきました。
しかし今回は
がん細胞に備わった休眠能力を
強制的に引き出して
永久に眠らせる戦略を行いました。
研究者達は
この方法が全てのがんに対し
一番効的な方法と考えたのです。
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抗がん剤治療の後
症状が回復してしばらくの間
元の生活を送る事が出来ます。
そしてこのまま一生
がんを休眠状態にさせておけば
がんが原因で死ぬ事が無くなる
そういうう理屈です。
そこで研究者たちは
患者から摘出したがん細胞に
様々な薬剤を与えて
休眠効果がある物を探しました。
正確には
がん細胞の中にある休眠能力を
強制的に引き出す分子です。
実験方法は
がん細胞の休眠効果を引き起こす
「NR2F1」と言うタンパク質を
活性化させる分子を見つけます。
結果
この分子が見事に発見され
これを「C26」と名付けられました。
次に
実際に生命体に効果があるのか
マウスを使った実験をしました。
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マウスの実験は
まず人間から取り出したがんを
マウスに注射してがんにします。
マウスに注射されたがんは
手術で治せない「原発腫瘍」になり。
マウスの体をむしばみます。
この原発腫瘍という物は
腫瘍部分を取り除くと
肺に転移してしまい
完全に手術不可になります。
通常肺に出来たがんは
がんを取り除く事が出来ず
肺その物を取らないとなりません。
その為
両方の肺にがんが出来ると
両方取らないとならないので
それだと死んでしまいます。
そしてこのマウスに
強制睡眠分子「C26」を投与すると
腫瘍が休眠状態になり小さくなって
認識できなくなりました。
更に腫瘍が出来た状態で手術をし
手術後すぐ「C26」を投与したら
増殖して転移しなくなり
完全にがんを抑え込んだのです。
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この実験での最大の効果は
「C26」を投与しなくなっても
がんの休眠状態が続き
がん細胞が目覚めなかったのです。
この為この治療薬は
不治のがんでも治す事が出来
今まで不可能だったがん治療が
完治させられる物になったのです。
「C26」は
がんが我々の治療と戦う為の
最終手段である休眠状態を
逆手にとって利用できます。
さらに研究が進み
人に対しても効果があれば
乳がんに役立てられます。
乳がんは
非常に治療が困難ながんで
完治させる事がむずかしいです。
乳房を取っても
すぐに転移して治る確率が低く
凄く厄介ながんの1つです。
しかし今回発見された「C26」なら
乳がんを完全に治療できる事が出来
がんが原因で死ぬ事が無く
普通に寿命まで生きられるのです。