人の生活において社会的関わりは
とても重要な事が知られていて
関わりを持たず孤独な状態だと
身体的にも影響が出てきます。
今回この事が科学に証明され
8時間孤独でいる状態だと
3食抜くのと同じ栄養を消費し
倦怠感もでる事が解かりました。
実験を行ったのは
オースリアのウィーン大学
ここの心理学者である
「アナ・スティヨビッチ」氏。
実験方法は
研究室とコロ助で都市封鎖された
自宅の2か所に人を分けて
色々な状況下で実験しました。
研究室で行われた実験は
まだ孤独を経験した事が無い
18歳~30歳の女性を集め3日間で
1日づつ3つのテストをしました。
テスト内容は
「8時間誰とも接触しない日」
「8時間食事をとらない日」
「8時間食事も人の接触も無い日」
人との接触が無い日は
スマホも出来ず本も読めず
研究者との接触も無く
本当の孤独状態だったそうです。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
実験中指定の時間に手書きのメモで
ストレスや気分や倦怠感など書き
心拍数やコルチゾール量も
こまめに調べてもらいました。
都市封鎖中の自宅で行われた実験は
オーストリアとイタリアとドイツの
87人の被験者にスマホを使って
状況を報告してもらいました。
孤立してたか誰かと接触できたか
ストレスや気分や倦怠感など
これを1日5回報告してもらい
1週間続けてもらったのです。
その結果
実験室で行われた状態と
都市封鎖の自宅の状態は
どちらも一致した結果が出ました。
この結果8時間孤独感を味わうと
3食抜いた時と同じ体力を消費し
疲労による倦怠感が出て
体に悪影響がでてました。
この事で研究者たちは
食事を抜くと純粋に体力が無くなり
疲労感や倦怠感が出るのは
理解できると言います。
しかし孤独感を味わっても
理屈的にエネルギーを消費する事が
とても不思議な現象で
この結果に驚いたそうです。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
この実験で社交的な人ほど
体の変化が大きく感じられ
俺の様なぼっちな奴ほど
体の変化が少なかったようです。
アナ氏が以下の様に発言してます
「長期的な孤独と倦怠感の関連は
よく知られていますが
この関連がまだ謎です」
「根底の直接的なメカニズムは
いまだにほとんど解らず
短期間の社会的孤立の後でも
この効果が見られます」
「この事から体力の低下は
社会的恒常性と言う新たな環境で
体が今までの状態を維持して
適応させようとする反応です」
「しかし中には
長期間になっても適応できない
可能性がある人もいる事を
示唆しています」と述べます。
体力の減少は
身体の恒常性反応変化する時に
使われたと思われこの減少量が
社交的な人とボッチの差です。
つまり社会的つながりの欠如が
身体的な反応を引き起こし
環境と体のバランスを取って
変化しようとしてたのです。