現在開発されてる自動運転車は
実用化で大きな問題となる事に
AIが正しく人を認識し事故を
起こさないと言うのがあります
そこでアーティストの木原共氏と
アートユニット「Playfool」の
ダニエル・コッペン氏が
AIをより進化させる試みをしました
その試みは
AIに歩行者と認識されないよう
工夫して横断歩道を渡りきるという
人が参加するゲームを開催しました
そしてゲームで収集されたデータは
自動運転車のAIを賢くさせる為
全部保存してAIに学習させ
更に進化させるのに役立てます。
ゲームの設置場所がイギリス西部の
ブリストルの街頭に設置され
看板にAIカメラに人と認識されず
横断歩道を渡りきると書かれました
しかも横断歩道を渡ってる姿は
目の前の大型モニターに映し出され
周りの人たちに見られながら
この遊びにチャレンジできます。
AIが挑戦者を発見すると
人かどうかパーセンテージで表示され
この数値が60%を超えた瞬間
AIが人と認識し負けが決まります
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このゲームのルールは
「だるまさんがころんだ」のAI版で
走ったり段ボールを被ったり
服や自転車で体を隠したりしてます
更に三角コーンを被る人もいたり
二人一組で奇妙な歩き方をしたり
みんな多種多様な工夫をして
AIの認識から外れようとしました
そしてAIの目をかいくぐって
横断歩道を渡り切った挑戦者は
挑戦映像をAIの学習に取り入れるか
映像を即時消去するか選択できます
このゲームに使用されてるAIは
物体検出が得意な「SSD」という
もの凄く性能が良いAIが使われてて
難易度が相当高くなってます。
大量の画像を高速処理できるSSDは
自動運転システムに不可欠な
動く人をリアルタイム処理できる
自動運転車の心臓部になるのです。
つまり挑戦者たちは
自分から自動運転車にひかれようと
工夫して横断歩道を渡る事になり
みんな死ぬ方法を考えているのです
でもこのみんなの行動は
自動運転車の性能向上に役立ち
どんな状況でも絶対人を検出して
事故を0にできるAIに近づけます
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たとえ人が大きな物を運んでいたり
車椅子の人や子供が遊んでても
確実にAI が人だと認識できる状態を
自動運転車に求められてます。
そのためには様々なケースで
AIに学習させる必要があり
多くの人が参加するこのゲームは
AIの学習に凄く役立つのです。
またこのゲームは
挑戦者として遊ぶ人に対しても
AI搭載のカメラが完璧でない事や
事故になる状況が体感できます。
更にクリアーした人のデータは
安全システムの構築に協力するか
自分の情報を消すかを天秤にかけ
この判断も思考を刺激されます。
もしAIに自分が無様な格好で
横断歩道を渡る姿を記憶されたら
その姿をAIが気晴らしに他人に見せ
大爆笑されてしまうかもしれません
この人間参加型ゲームは
2023年7月3日から7日まで
ブリストルで展示されてて
とても好評だったようです。
そしてこのゲームを木原氏らは
ムンバイや東京など混雑した所にも
設置してAIの学習に役立てたいと
考えているようです。