
8歳のとき三郷団地に住んでた事があり
この団地は当時関東で1番大きさで俺は
自転車でも半分位しか探索しきれてなく
地元なのに知らない所がたくさんあった
ε-(ノд`; )フゥ…
でも少しずつ迷子になりながら新天地を
開拓していきとうとう商店街を見つけて
初めての玩具屋や本屋や文房具屋に入り
まだ見た事ない商品達にワクワクした
玩具屋には今まで通ってた所では見ない
商品がたくさんあり本屋にも初めて見る
漫画がたくさんあり文房具屋にも珍しい
ワクワクする文房具がいっぱいある!
その中でも俺は文房具屋に興味を持って
店にある商品を見ると女子用の物が多く
俺は男物がないなら何も買えないと感じ
文房具店から出ようとした
すると出入り口付近に香り付き文房具の
特設コーナーがありロケットペンシルや
消しゴムとか定規等が置いてあってその
全てにとても良い香りがついてた
この中でも消しゴムの香りは群を抜いて
明らかに他の文房具とは格が違うとても
良い香りがし俺はこの香りに感動の涙を
流してしまって凄く欲しくなってしまう
なので速攻家に戻り母親に文房具購入の
お金を貰ってさっきの文房具店に向かい
女子用文房具だらけの売り場に男の俺が
女子に紛れ香り消しゴムを探しに行った
ランラン♪((ヽ(*'ェ'*)ノ))
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そして俺は色々な種類の香りを吟味して
キャラメルの香りがする消しゴムを選び
それをレジに持っていくと店員の女性が
「これ良い香りするよね」と言ってた
(´∀`*)ウフフ
その事を聞き子供だから良い香りに感じ
大人はそんな事無いのかと思ったが俺は
この消しゴムは老若男女良い香りがして
母親と父親にも自慢できると思った
その後家に帰り母親に買った消しゴムの
匂いをかがせてみたら「凄く良い香りの
消しゴムなんだね~」と驚いて文房具を
選ぶ俺のセンスの良さを自慢する
このとき俺は明日この消しゴムを学校に
持っていき女子に自慢すれば絶対モテる
と想像し明日の俺はクラスのアイドルに
なってる姿を妄想してニヤけてしまった
翌日俺はクラスの女子に自慢できる事で
朝からワクワクして超ご機嫌で支度をし
スキップしながら登校して教室に入ると
数人の女子たちが見えた
この時男子も数人いたが全く目に入らず
一直線に女子に向かい「凄く良い香りの
消しゴム買ったから女子来て」とニヤけ
女子達を手招きして集める
すると男子もなぜか来てしまい邪魔だな
と思ったけど昨日買った消しゴムを見せ
順番に回して香りをかいでもらうと全員
「凄く良い香り!」と大絶賛してくれた
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
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その後あとから来た女子にも自慢すると
全員凄く好評で皆から「この消しゴムは
どこで手に入れたの?!」と聞かれたので
正直に売ってる文房具店を教えた
(`・∀・´)エッヘン!!
すると皆「絶対買いに行く!」と言って
俺は「みんなこの消しゴム買ったら俺の
モテモテ優位性がなくなるかも」と思い
販売店を教えた事に後悔した!
しかもこの時既に消しゴムが主役で俺は
完全に蚊帳の外に追い出されてしまって
女子にアイドル扱いされる計画がこの時
破綻してることに気が付き悲しくなる
しばらくして先生が来る時間になったら
消しゴム返してくれて休み時間になると
女子達が俺の所に来て「香りかがせて」
と言いわれ俺目的じゃない事に絶望した
結局俺がモテたのは登校した直後だけで
その後は完全に消しゴムが主役になって
女子達モテモテ計画が全くうまくいかず
この日1日凄くがっかりしてた
翌日女子達は消しゴムを手に入れ登校し
皆で集まって香りのかぎあいっこを始め
俺が持ってない香り消しゴムを購入した
女子がいたから香りをかがせてもらう
その消しゴムも凄く良い香りがし思わず
鼻に付けてクンクンとずっとかぎ続けて
それを見てた女子に「鼻糞付くから鼻に
つけないで!」と怒鳴られてしまった
(´・д・`)ショボーン