4歳の時
母親が父親に
料理があまり美味しくないと言われ
料理教室に通い始めた。
この料理教室は
三郷団地にある公民館で
毎週火曜日と木曜日に行われた。
当時この公民館では
様々な習い事が行われ
多種多様な講師の人が来て
月額料金で教えてくれてた。
当時の俺も
ここで開催されてる
絵の教室に通ってた。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
母親が
料理教室に通うきっかけとなった
下手くそな料理は
焼き菓子だった。
俺が4歳の時の母親は
まだ23歳と若く
甘いものに目が無い年齢。
(´∀`*)ウフフ
そのせいか
自分でお菓子を作りたくなり
チャレンジして作って
我々家族に食べさせてくれてた。
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しかし
その作ってくれたお菓子が
上手に焼けなかったり
材料の分量とかよく間違えてた。
更に
バターが固すぎて
小麦粉と混ぜられないから
バターを入れなかった時もあった。
母親のお菓子作りは
そんな感じの物が出来上がり
試食すると何時も美味しくない。
(*´゚д゚`*)マズイ
そしてある日父親に
「お菓子作りがへたっぴなのに
更に手を抜いたらダメじゃん」
そう言われてた。
すると
母親が逆ギレして
父親と喧嘩し始めてしまった。
( ゚皿゚)キーッ
でも父親の提案で
「俺の小遣い減らして良いから
料理教室に通えよ」と言われ
母親が納得しておさまる。
このとき俺は
喧嘩が怖いから
別の部屋に行きブロックで遊んでた。
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このころ幼稚園の帰りに
よく母親がママ友と一緒に
喫茶店へお茶しに行ってた。
(*^▽^*)
その時
喫茶店で食べるケーキと
母親が作ったケーキを比べると
明らかに母親のケーキが不味い。
4歳の時の俺は
食べ物の味なんてよく解らないけど
味の苦い辛い酸っぱい等の
強烈な味ならわかる。
母親のケーキの味は
その強烈な味の差が出てて
不味いとはっきり解った。
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ
そして俺は
喫茶店の美味しいケーキを食べながら
母親達が料理教室の話をしているのが
色々聞こえてしまった。
その内容は
料理教室が1月3,000円という事と
父親のお小遣いが1万円で
そこから料理教室代を出すという事
そうなると
父親のお小遣いが減らされ
果たしてそれで飲み代出せるのか
ちょっと不安になった。
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月1回父親は
俺に玩具を買って来てくれる。
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
でも
料理教室代がひかれる事で
玩具代が無くなってしまう。
そうなるとお金が無くて
「玩具を買って来てくれなくなかも」
そう感じてしまい凄く不安だった。
そして母親が
料理教室に申し込み
父親のお小遣いから天引きが始まる。
オロオロ((;д;`≡´;д;))オロオロ
でも
それから数日後
いつものように父親が
玩具を買って来てくれた!
この時俺は
父親が少ないお小遣いで
玩具を買って来てくれた事に
凄く嬉しくなってしまった!
そして俺は
玩具を買ってくれる事が無くならず
人生で最大の心配事が
全て解決した気分になれた。
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食事の時間俺は
毎日父親の膝の上で食べてた。
(´~`)モグモグ
そこでふと気になってた
父親の少なくなったお小遣いで
玩具を買って平気なのか聞いてみた。
すると酔っぱらってた父親は
「心配するな大丈夫だ!」
「会社が玩具代を出してくれてる!」
そう教えてくれた。
その会社の社長は
母親のお兄さんで
そこに父親が務めていた。
この話を聞いた母親は
「なにそれ!まさか私の兄に
料理教室代せびったの?!」
そう言ってビックリした!
そして母親が
急いで今月の給料明細を持ってきて
確認してみると「特別費」が
今月から新たに追加されてた。
しかもそこの金額が
料理教室代の3,000円と
全く同じ3000円支給されてる。
オロ((ヾ(*'д';*)ノシ))オロ
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母親がこのお金の事を
父親に問い詰めると
「仕事の文房具代だよぉ~」と
見え見えの言い訳をしてた。
しかし母親は
「私の料理が下手で
料理教室に行く事を話したの?!」
そう言ってキレてしまった!
その事に父親は
「覚えてないやぁ…」と言い
ごまかしてた。
シラナイ( ´・ω・)
そして母親は
急いでお兄さんに電話して
特別費をくれた事の
お礼を言っていた。
その後
席に戻ってきた母親は
「あー!恥ずかしかった!」
そう言ってまたお酒を飲み始めた。
父親は
母親のご機嫌取りの為
終始お酒を注いであげてる。
ドーゾ( *・д・)っ畄
そして父親が膝の上に座ってる俺に
「ママ怖いねぇ~」と言って来たら
母親がテーブルを「バン!」と叩き
俺と父親で「ビク!」と驚いた!