7歳の時モツ焼きが大好きだったので
夕食のおかずはモツ焼を頼む事が多く
当時のモツは今より凄く安かったから
よく買って来てくれてた
母親が作るモツ料理はもつ鍋とか
モツ入り味噌汁とかモツ入り豚汁とか
モツを焼いてくれる事が少なくて
俺が望むモツ料理じゃなかった
(;д;)グスン
俺が望んでるモツ料理はモツ焼きで
モツをほんのり焦がしパリパリにして
すると良い臭いがして美味しくなり
それをカリカリ食べるのが良い
俺はモツを煮るとゴムみたいになり
その食感が好きでなくグルメな俺は
モツは焼きが1番美味しいと感じてて
母親に焼いてくれるよう頼んでみた
この事を聞いて母親は「モツって
焼くより煮る方が楽なのよ」と言い
モツを焼く料理が面倒なようで
あまり乗り気じゃなかった
しかし俺はモツ焼きが食べたいから
必殺技の駄々こねスペシャルで頼み
母親を何とか納得させ今度の夕食を
モツ焼きにしてもらう
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
そしてモツ焼きの日母親は約束通り
モツを焼いたけど野菜炒めと混ぜて
俺が望んだモツ単体をサラダ菜で
撒いて食べる物でなく悲しくなった
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
ある日家族で外食に行く事になり
行く場所は当時普通だった1000円で
焼肉が食べ放題の場所で車で行くと
10分で到着する所だった
この店は焼肉屋ジャンジャンと言い
俺が住んでた三郷団地の人達はみんな
焼肉食べに行くとしたらこのお店で
とても人気店だった
ジャンジャンは肉を自分で取りに行く
セルフ式のお店で肉を取りに行く時
手が届かないから母親と一緒に行き
肉を指さして取って貰う
(∩´∀`)∩ワーイ
この時モツは好きだけどもっと好きな
カルビやロースや豚バラや豚ロース等
モツより高級な肉をたくさん指さして
ここでしか食べられない肉を食べてた
そして肉にニンニクをたっぷりつけ
サラダ菜で巻いて食べるのが大好きで
ここまでの工程を全部母親に頼み
作った物をお皿に載せて貰って食べた
(*'Д`*)ハフッハフッハフッハフッ
母親と父親と弟のヨッチは普通に
肉をたれに付けて食べてて俺だけが
とても面倒くさい事をしてたので
母親が食べる暇が少なくなってる
母親が好きなモツを食べない俺を見て
「モツはいいの?」と聞くから俺は
「モツはいつも食べてて飽きたから
今日はいらない」と断った
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
ある日父親と母親が俺と弟が寝た後
何やらガサゴソしてるから目が覚め
どこかに出かける支度をしてたから
いなくなると思い凄く寂しくなった
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
なので俺は母親に「一緒に行く!」
と言い付いていく事にし急いで着替え
夜の寒い中母親の自転車の後ろに乗り
向かった先は商店街の居酒屋だった
てっきり家出すると勘違いしてたが
ただお酒を飲みに行くだけだと解り
心底ホッとして席でしばらく待つと
注文して無いのに勝手に料理がくる
その料理はモツを煮た物の様で俺は
ゴムのモツだと思い残念だったが
とりあえずコーラを頼みそのモツを
食べてみる事にした
すると母親が作ったもつ煮より
遥かに美味しいモツで驚いてしまい
ゴムの様な食感も無くコリコリして
味噌と混ぜてあり凄く美味しかった
なので一気に全部食べてしまい
美味しいから母親の分も貰って食べ
母親に「これと全く同じモツ煮を
絶対作って!」と頼んでみる
すると母親は「これは本物の料理人が
作った物だから無理よ」と言われて
俺は同じ食べ物でも料理人が作れば
こんなに美味しくなるんだと感動した
∑(゚Д゚)スッ、スゲー!!