



7歳の時の夏休みに父親が家庭用かき氷
製造機の「氷かきカモメちゃん」という
凄く可愛いが何故かアヒル型かき氷機で
変わった物をお土産を買ってきてくれた
でも当時としては凄く良く出来た造形で
背中に製氷皿で作った氷を1個ずつ入れ
くるくる回すとカモメちゃんのお腹から
砕けた氷が勢いよく飛び出す物だった
更に赤くて透明なカップとスプーンまで
付属品とし付いてきて俺も弟のヨッチも
これで喫茶店に行かないと食べられない
夢のかき氷が食べられると喜ぶ!
早速テーブルの上に置き母親に氷を頼み
製氷皿の氷を出して貰いヨッチと一緒に
かき氷作ると回す勢いが早く入れた氷が
勢いよくスポーン!と飛び出してきた!
それもそのはずで背中の氷を入れる穴に
蓋が付いてなく勢いよく回すと遠心力で
氷が飛び出し不良品かと思い説明書見て
確認したら氷が飛び出すのも仕様だった
なので氷入れる数を減らして穴の奥まで
押し込んで勢いよく回したら今度は氷が
飛び出さなくなったけど胸から出て来る
細かく砕かれた氷の勢いが凄い!
当然お皿に全く入らず机や床に飛び散り
周りがびしょびしょになって俺の服まで
濡れてしまったがそれでも諦めず何度も
かき氷作りに挑戦した!
(# ゚Д゚)フンガフンガフンガ!


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するとまた周りに勢いよく氷が飛び散り
とうとう母親に「ゆっくり回して!」と
叱られたので俺はかき氷を早く食べたい
気持ちをぐっと抑え低速で回す事にする
+ (o゚・∀・) + ワクワク+
その間母親は雑巾で飛び散った氷を拭き
俺とヨッチはそんなの気にせずかき氷を
完成させる為必死に作り続け次は丁寧に
慎重に回し始めた
しかし出てきた氷はなんか水っぽくなり
それを見てた父親に「かき氷にするには
丁度良い回転速度があってそれを発見し
学ばないと作れんぞ」と言われてしまう
その事を聞き俺は「これすら玩具同様で
職人技が必要なのか」と感じてしまった
昔の玩具や道具は今の様に誰でも簡単に
使える程完成度が良くなく慣れが必要で
技を磨かないと使えない物ばかりだった
仕方ないので製氷皿の氷を1個ずつ使い
どれ位強くどれ位の速さで回せば良いか
何度も失敗して感覚で覚えていきやっと
氷を作る必殺技の絵特に事に成功した!
でも初回だけじゃこの感覚を忘れるから
氷を何個も使い反復練習すると製氷皿の
氷を2皿も使ってしまい残り1皿になって
母親に「これ以上使うと夜の晩酌用氷が
無くなるからダメ」と言われてしまう
そして強制終了させられ何とか2皿分の
失敗かき氷が完成したので俺とヨッチは
これにシロップをかけ食べてみると何か
べちょべちょでかき氷じゃなかった
(´;ω;`)シクシク











