6歳の時
白米とみそ汁だった朝食だったけど
喫茶店のバターロールが美味しくて
朝食をパンに変えてもらった。
でもバターロールが高くて
ほとんど食パンになってしまい
たまにしかバターロールが出ず
とても残念。
そんなある日の事
食パンが無くなったから母親が
俺に食パンのおつかいを頼み
歩いて5分のパン屋に行った。
パン屋に入ると店内が
とても良い臭いに満たされてて
手作りのパンや菓子パンが並び
全部食べたくてたまらなくなる
しかし食パン分のお金の
500円しかもらって無くて
他のパンを買う事が出来ず
我慢して食パンだけを買った。
(´・д・`)ショボーン
そして店員さんに
「500円の食パン下さい」と言うと
店員のお姉さんが「持てる?」と
俺に聞いてきた。
何でそれを聞くのか解らない俺は
とりあえず「うん」と返事したけど
持ってきてくれたパンが50㎝位あり
食パンが凄い大きさだった!
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
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食パンの大きさに驚いたけど俺は
「うん」と返事した以上意地でも
持って帰らないとカッコ悪い気がし
パンを抱き抱えて店を後にした。
そして落とさないように必死に持ち
前が見えにくい中家まで歩き
15分くらいかけて何とか到着して
凄く大変で疲れきってしまう。
ε-(・д・`;)フゥ…
その後パンを母親に渡すと
「はいお疲れ様」とだけ返事され
こんなに苦労して運んできたのに
労いの言葉が無くて残念だった。
(ノД`)・゜・。
すると母親が「このパン持ち帰るの
お母さん大変だから今後も頼むね」
そう言われてパンの買い出し役を
押し付けられてしまった!
とある日食パンを買いに行くと
店員のお姉さんに
「まだ出来上がってないから
少し待ってて」と言わ待たされる
待つ間お姉さんが余ってた
フランスパンの1切れに
バターを塗って食べさせてくれて
それが昇天するほど美味しかった!
この味が衝撃的だった俺は
次回必ずフランスパン買おうと思い
幸せな気分になりながら
食パンの完成を待った。
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その後出来立てホヤホヤで
まだ熱い食パンを買う事が出来
良い香りでもう食べたくなったけど
そこを我慢して家まで持ち帰った。
そして家に到着し
フランスパンの美味しさを
母親に語って次回パンを買う時は
「フランスパンにして!」と頼んだ
すると母親が「なら次回ね」と言い
約束してくれたので楽しみになり
毎日フランスパン買いに行きたいと
しつこく言い続けてみる。
その数日後やっと母親が
フランスパン買ってきて良いよと
お金をくれたので早速パン屋に行き
1本のフランスパンを買ってこれた!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
翌日の朝食の時パン焼き係の俺は
切ってくれたフランスパンを焼き
少し硬くなったフランスパンに
マーガリンを付けて食べてみた。
その味がやっぱり凄く美味しくて
天にも昇る気持ちになってた時
3歳の弟のヨッチから「固い!」と
苦情を言われてしまった。
仕方ないので俺は
別途食パンを焼いてヨッチに出し
フランスパンを全部俺1人で
食べる事になってしまった。
ショボ──(´・ω・`)──ン