タブレットを使って
他の飼い主のオウムを見せ続けたら
ビデオ通話を楽しむようになり
社会的行動をとって賢くなりました
野生のオウムは
とても賢くて大きな群れですごし
社会的行動を取って役割分担をして
他のオウムにも気を使います。
しかし人間に飼われてるオウムは
1匹で過ごしているから孤独で
野生のオウムより賢くなく
とても寂しい状態にあるのです。
そこでイギリスのグラスゴー大学の
コンピューティングサイエンス学部
イエリナヒルスキーダグラス氏達が
孤独問題の解決方法を研究しました
その方法こそタブレットを使って
他の人のペットのオウムを映し
自分と同じ仲間と会話させ
孤独にさせない方法です。
この実験を行った18羽のオウムは
自分でタブレット操作できるように
特殊な訓練で操作方法を覚えさせ
その後自宅で観察されました。
訓練内容は
オウムがベルを鳴らせば
人間がタブレットに他のオウムを
映してあげる方法がとられました
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そして人間がタブレットに
オウムを何匹か映しその中から
どのオウムと会話したいか
オウム自身に選ばせたのです。
そしてタブレット操作の訓練後
我が家に戻ったオウムの小屋に
ベルとタブレット設置し
どんな交流をするのか見ました
この実験を合計1000時間以上
約3か月間で147回行うと
オウムが画面上のオウムに向い
歌ったり羽繕いし始めたのです。
更に新しい技術を学び始め
オウムが飛行できるようになったり
部屋の中でエサ取りの行動をし
いたずらもし始めました。
この事からオウムたちは
画面上に映し出された他のオウムと
お互い交流して色々学び
社会性を身に着けたのです。
この実験結果を見た飼い主は
今回の事をとても高く評価し
今後もオウムにこのシステムを
使い続けたいと言ってます。
このシステムでオウムが
社会性を持てた結果が出て
人の介入で生じた弊害を科学技術で
カバーできる事が解かりました。
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人間もコロナ渦で外出自粛や隔離で
なかなか人に合う事が出来ず
孤独感や寂しい思いをしましたが
そんな時ビデオ通話が活躍しました
その事により我々人間は
一人でいる時も家族や友人を見て
言葉を交わし交流を深め
寂しい思いを無くしてきたのです。
ところが人に飼われてるオウムは
大抵の場合生涯をかごの中で過ごし
仲間の姿を見たり声を聞く事が
ほとんどありません。
アメリカだけでもペットのオウムは
2千万羽以上飼われててその中には
孤独感のあまり強いストレスを感じ
問題行動を起こすオウムもいます。
問題行動は
おりの中を永遠に歩き続けたり
自分の羽をむしり取ったり
攻撃的になったりしてます。
オウムにとってこの状況は
野生で生きて行く為の本能と
全く逆の状態で群れで過ごせず
精神状態が病んでしまってるのです
今回行った実験は
オウムに限らず犬や猫にも有効で
動物も自分の仲間と会話できれば
とても精神状態が良くなります。