4歳の時
幼稚園のお遊戯会で
「北風と太陽」と言うのを
やる事になった。
「北風と太陽」とは
イソップ童話の物語。
あらすじは
ある時北風と太陽が
力比べをする事になった。
ヾ(*´∀`*)ノ
そこで
北風と太陽どちらが
旅人の上着を脱がせられるのか?
と言う勝負をする事になった。
まず
北風が力いっぱい風を吹いて
旅人の上着を吹き飛ばそうとした。
( ´Д`)=3 フゥ-!
しかし旅人は
風が寒くて上着を飛ばされない様に
しっかりと押さえてしまった。
そして北風は
その後も猛烈に風を吹いたけど
結局旅人の服を脱がせる事ができず
失敗に終わってしまった。
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次に
太陽が旅人に向けて
熱い日光をサンサンと照りつけた。
ι(´Д`υ)アツィー☼☼☼☼
すると旅人は
猛烈な暑さに耐え切れず
自分から上着を脱いでしまった!
そしてこの勝負は
太陽の大勝利となった!
(((o(*゚▽゚*)o)))
こんな物語を
幼稚園のお遊戯会でやる事になる。
役の決め方は
先生が全部決めてしまい
選択の余地が無かった。
そして
決められた俺の役は
太陽の役だった。
太陽の役と言っても
1人じゃなく5人も太陽役がいた。
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そして
お遊戯会の衣装制作する事になるが
幼稚園の先生の中に
裁縫が出来る人が居なかった。
今なら
レンタルするのかもしれないけど
当時そんな衣装のレンタルやなんて無く
全部手作りしないとならない。
そこで先生達は
生徒の親たちを集め
衣装を作ってくれる人を募った。
アツマッテ~( ^∀^ )
しかし親たちは
あからさまに衣装作りを嫌がってる。
(´・д・`)ヤダ
それもそのはず
普通お遊戯の衣装は
幼稚園側が準備する物だったからだ。
でも
幼稚園の先生が正直に
「裁縫が出来る先生がいないので
助けてほしいのです」と話してた。
しかし親たちの噂話では
お遊戯会の衣装を親が作るのは
毎年の予算削減のためにやる
恒例行事だと言ってた。
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そして
衣装を作らないとならなくなった親達は
だれがどの衣装を作るのか?
話し合って決める事になった。
でも
ここで驚愕の真実が判明してしまった!
なんと!
裁縫できる人が5人しかいなかったのだ!
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
そこで
仕方なく裁縫が出来る数人だけ集まり
衣装を作る事にした。
その裁縫が出来る人の中には
俺の母親も含まれていた。
作る衣装は
「太陽5人」「風5人」「旅人1人」
合計11人分手分けして作る。
後日この話し合いは
喫茶店に集まって決める事になった。
┐(´д`)┌ヤレヤレ
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そして
衣装を作る係がとうとう決められた。
ε-(・д・`;)フゥ…
俺の母親は
俺の役である太陽の衣装を
3人分作る事になった。
残り2人分は
別の人が作る事になった。
この時母親は
「衣装作るなんて時間が無さ過ぎて
出来るかどうか解らない!」と
かなりぼやいてた記憶がある。
この頃の母親は
まだ若くて子供じみてて
今以上に凄くおっちょこちょい!
ギャァァァァァァー!∑(゚Д゚ノ)ノ
そのせいで失敗ばかりして
時間を全然効率よく使えなかった。
俺もこの時
「衣装作りにこんなにぼやいてて
相当大変な事なんだろうな」と
母親の負のオーラで感じ取れてた。
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そして母親の
太陽の衣装作りが始まった。
母親は
口約束で打ち合わせした
太陽の衣装のデザインを
頭の中で想像しながら作ってた。
その想像した物を
型紙にダイレクトに描いて行く。
そして
出来上がった型紙に布を当て
型通りに布を切って行った。
俺は
母親の裁縫に興味津々で
いつもそばでずっと眺めてた。
(o'∀'))フムフム
ある時俺は
ふと不思議な事に気が付いた。
( ´・ω・)オヤ?
母親と一緒に
布を買いに行った覚えがないのに
衣装用の布があるなんて
どこから調達したのだろう?と
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母親に俺は
「この布どうしたの?」
こう聞いてみた。
そしたら
「幼稚園からもらった布なの」
そう言っていた。
(^ー^* )♪
そして
布の方も切り終わり
ミシンがけを始める段階になった。
でも母親は
この当時内職仕事をしてて
仕事の期日に追われ
全然時間が無かったようだった。
そのせいで
ミシンがけからは
いつも深夜にやっていた。
俺は
母親がミシンがけする深夜は
いつも寝てたけど
音がうるさくてよく起きてしまってた。
そして母親は
結構無理して無い時間を割き
とうとう太陽の衣装を完成させた!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°