
8歳のとき三郷団地に住んでた事があり
この団地は当時関東で1番大きな団地で
あまりにも広すぎて団地全体を回る事は
自転車でも遠すぎて無理だった
(´・д・`)ショボーン
当時住んでた3-5-303の小さな部屋から
蛇山と言う南の方向に広がってる広大な
空き地が見えその場所は草が生い茂って
風に揺れる音が絶え間なく響き渡ってた
そこは俺の秘密の王国と言う感じで毎日
学校が終わると蛇山に行き広大な草原を
駆け回りトムソーヤ気分で遊んで門限迄
大冒険してる気になってた
しかし蛇山も三郷団地位ある凄い広さで
殆どの場所は遠くて行けなくて1時間位
歩き続けても5分の1程の距離しか進めず
全てを探検するには全然時間が足りない
たまに新天地に到着するとその向こうに
宝物がある気がしワクワクして侵入して
その先には誰も知らない生き物も潜んで
新種も見られると信じて疑わなかった
でも毎回数時間しか探検できず新天地に
行く事は距離的にも時間的にも難かしく
いつもと同じ所に行くだけで時間が切れ
もどかしくて仕方なくなる
なので気晴らしに自転車で団地の探索を
する事もあり普段行かない団地の北側の
エリアを目指して新天地に足を踏み入れ
まだ見ぬ場所にとてもワクワクしてた
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
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でも三郷団地は本当に広く道に迷ったら
帰れなくなる心配もあったけどそれでも
俺はまだ行った事ない場所に行きたくて
とりあえず進んでみた
((o(*´∀`*)o))ワクワク♪
しばらく走ると団地内の地図が書かれた
看板があり「これで迷子になっても俺は
帰る事が出来る」と感じ安心して迷子に
なった時の不安が消し飛んだ
地図を見ると全く知らない世界が書かれ
まるで冒険者が手にする宝の地図の様で
俺は目は輝せて商店街と書いてある街を
目指して颯爽と向かって行く
そしてようやく到着した商店街には俺の
想像以上の世界が広がっててまず最初に
玩具屋を探して入ると今まで見た事ない
ラジコンやプラモが置いてあった
そのラジコンやプラモ達は俺に向かって
手招きしているかの様に思い更に遊んで
欲しいと叫んでる感じがしてどうしても
買わないといけない使命感に襲われた
しかしそんなお金は無く母親に言っても
絶対買ってくれないから俺は涙をのんで
他の人に買われるのが可愛そうだったが
この場を去る事にする
俺の玩具達にお別れをし外に出てみると
初て感じる新天地の匂いや音や商店街の
商品が踊ってる様な世界と空間でもっと
他の店も探索して見たくなってしまった
(´∀`*)ウフフ
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そして次に向う場所は本屋に決め探すと
無事に発見できて早速店内に侵入すると
初めて見る分厚い漫画があり手に取ると
タイトルにはデビルマンと書いてあった
(* ̄0 ̄)/ オォ!!
俺はアニメのデビルマンを漫画にした物
と思ったが表紙の絵が凄く迫力ある絵で
思わず惹きつけられて立ち読みをし始め
物語の最初はアニメに似た感じだった
しかし読み進めると凄くリアルな描写で
物語もアニメと全然違いホラー感があり
その迫力に驚いて完全にのめり込み俺は
この漫画の世界に入り込んでしまう
完全に時間を忘れて読んでたらふと俺は
門限が気になり時計を見ると既に過ぎて
まだまだ読みたかったけど断腸の思いで
途中で切り上げ急いで帰った
でも帰りに道に迷ってしまい周辺地図の
場所も解らず「大体こっちの方かな」と
適当に走ってたら見た事ある景色に出て
何とか家に帰る事が出来る
帰り道絶対にまた来て立ち読みしようと
心に誓って家に到着したら門限をかなり
過ぎて母親に大目玉を食らい食後に俺が
見るアニメを見させてくれなかった
その代り弟のヨッチがテレビを独占して
幼児向けのつまらないアニメを見るから
悔しくてプラモを作る事にし塗装を始め
報復としてシンナーの臭いをばらまいた
(*`∀´*)ケケケッ