地球の重力の強さは
北海道と沖縄県で0.14%の差があり
一定でなくてこの原因が密度が高く
重い物体が強い重力を生みます。
しかし逆に地球上では
桁違いに重力が軽い場所があり
そこがインド洋にある「重力の穴」
と言う場所です。
インド科学大学の地球科学者の
デバンジャン・パル氏がこの原因を
約2億年前にあった幻のテチス海の
プレートが原因だと唱えています
場所によって異なる重力の強さは
緯度や高度や岩石の密度など原因で
科学的な調査と分析で説明でき
重力の強さを視覚的に見れるのです
でもインド洋に未だ原因が解らない
謎の重力異常がありそこを
「インド洋低ジオイド地域」と
呼ばれています。
通称インド洋の「重力の穴」と言い
重力地図で見ると確かに地球に
ぽっかりと穴が開いたように
そこだけ重力が弱くなってるのです
この円形の「重力の穴」の面積は
約300万kmとインドと同じ大さで
この領域の海水面が平均海水面より
最大106mも低くなってます。
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海面が低くなる原因は
「重力の穴」の重力が弱い為
その周りにある重力が強い場所に
海が引っ張られるからです。
そのため「重力の穴」の海水量が
少なくなってしまいその部分だけ
穴が開いたように凹んでしまって
海面が低くなります。
「重力の穴」の発見をした人は
フェリックスベニングマイネス
と言う地球物理学者が1994年に
世界で最初に発見しました。
多くの科学者たちは
現在の状態を研究してますが
パル氏だけが遠い過去に目を向け
原因究明を始めたのです。
そして遥か昔の大陸移動に目を向け
スーパーコンピュータを使用し
1億4000万年前から現在までの
大陸の動きを計算しました。
大陸移動の理論では
地球表面に岩盤が何枚も重なってて
これが互いに動くことで大陸移動が
引き起こされると考えられています
1億8千年前アフリカや南アメリカや
インドや南極やオーストラリア等
全部塊まっててゴンドワナ大陸と
呼ばれていました。
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ゴンドワナ大陸の隣には
ローラシア大陸と言う
ユーラシア大陸とアメリカ大陸が
合体した大陸がありました。
約1億2000万年前になるとインドが
ゴンドワナ大陸から分離し
現在のユーラシア大陸に衝突する
ルートを進み始めました
そしてインドは
ゴンドワナとローラシアの間にある
テチス海を通って7000万年前に
ユーラシアと合体しました。
その衝突でヒマラヤ山脈ができ
ユーラシア大陸に合体した
インド大陸の南に側に
インド洋が形成されました。
この表面上の変化のその下では
インドの移動上にあったテチス海の
テチアンプレートを通過してそこが
マントルに押し込まれたのです
その結果マントルから
密度が薄い軽い物質が押し出され
インド洋の下に流れ込み
重力が弱い現象を引き起こしました
この重力異常は
約2000万年前から生じており
少なくともあと数百万年は続くと
予想されています。