12歳の時
ボーイスカウトと言う
サバイバル訓練と奉仕活動をする
団体に入ってた。
活動は
毎週日曜日の午後から
訓練許可をもらった広場で
サバイバル訓練をする。
その他にも募金活動や
山登りをしてキャンプをしたり
神社の草むしりをしたり
俺にとってきつい活動だった。
ある日
このボーイスカウトのイベントで
乗馬をしに行く事になった。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
その場所は
千葉の「セントラル乗馬クラブ」
という場所。
俺は
乗馬が生まれて初めてなので
楽しみというより何か怖い。
オロ((ヾ(*'д';*)ノシ))オロ
でも乗馬しに行くと言うので
強制的に参加させられ
朝から緊張してしまう。
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当日の朝
待ち合わせに場所に集まると
みんなピクニック気分だった。
(´∀`*)ウフフ
しかし俺は
以前テレビで馬が後ろ脚で
ライオンを倒してるのを見て
狂暴なイメージしかない。
そんな怪獣の背中に乗って
パッカパッカ乗馬するなんて
まるで出来る気がしなかった。
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ
そんな恐怖があるまま俺は
バスに乗り込んで
現地に向かって行った。
俺が住んでる東京から
セントラル乗馬クラブまでは
2時間位で到着した。
その後我々は
乗馬の前にまず昼食を食べ
それから乗る事になった。
そして昼食も終わり
いよいよ怖い怪獣の馬に乗り
乗馬が始まる事になった。
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我々は
乗馬する前に説明会があるので
乗馬の講師から色々教わった。
( *゚ェ゚))フムフム
乗馬する時に使う
くらと言う椅子の載せ方や
馬の背中に乗る為の
足のかけ方などの説明を受けた。
そして我々は
馬に乗る為牧場に出ると
生れて初めて見る本物の馬がいた!
ヾ(*´∀`*)ノ
その馬たちは
優雅に草を食べていて
我々人間の事なんて
全く興味なさそうにしてる。
すると乗馬の講師の人が
1頭の馬を連れてきて
実際に乗って乗馬を見せてくれた。
その時見た乗馬の講師は
映画に出てくる主人公みたいで
凄くカッコよく見えた。
この時俺は
馬に上手に乗れれば
男の価値が上がると思い
絶対モテると確信した!
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乗馬の講師が
牧場を一周して見せてくれた後
とうとう馬に乗る事になった。
(´∀`*)ウフフッ
そして乗馬の講師3人が
馬を次々に引いてきて
順番に乗る事になった。
\( 'ω')/
しかし俺は
実際に馬に乗る事になると
後ろ足の蹴りでライオンを倒した
怖いシーンを思い出してしまう。
そのせいで
だんだん怖くなってきて
凄く緊張してきてしまう。
でも先に乗馬してるみんなは
うまく乗れてるようで
みんな1列になって
コースを優雅に回ってる。
でもそんな姿を見ても俺は
怖くて緊張してきて
もう帰りたくなった。
そしてとうとう
俺の順番が回ってきて
乗馬する事になった。
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俺が乗馬する馬は
真っ白い馬で
メスの馬だと言われた。
その馬を見ると
馬が俺の事も見て
俺が緊張してるのを察知したのか
乗せる事を嫌がってる気がした。
そして俺がこの馬に乗る直前
「この馬耳を伏せてるから
振り落とされないようにね」
そう乗馬の講師に言われる。
このとき俺は
「もう完全に馬が暴れて
振り落とされるんだ」
そう感じて更に恐怖が増した。
でも強制的に乗らせられて
とりあえず手綱を握り
緊張したまま歩き出した。
ε-(・д・`;)フゥ…
俺が緊張して乗馬に乗ってると
馬にも手綱を伝って解るみたいで
だんだん暴れ出してきた。
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
そしてしばらくすると
俺が乗ってる馬が案の定
凄く暴れはじめてしまう!
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この時俺は
馬から落ちないように
必死に馬の首を抱きしめ
落ちないようにした。
でも馬の暴れ方の方が強烈で
吹っ飛ばされる感じで投げ出され
馬から綺麗に落下してしまった!
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
そして俺は
腕から地面に落ちて倒れたら
乗馬の講師が速攻俺の腕を引き
馬から引き離した。
そして講師は
「馬に踏まれたら即死だったよ」
そう言って凄く焦ってた。
ε-(ノд`; )フゥ…
講師に助けられて俺は
凄くありがたいと感じたけど
泥だらけになってしまう。
その俺の姿を見てたみんなは
大笑いし始めて大恥をかき
俺の華麗な乗馬姿のイメージが
一気に崩れ去ってしまった。
その後暴れてた馬が落ち着き
またその馬に乗せられて
無事にコースを一周できて
恐怖の乗馬体験が終わった。