18歳の時
車の免許を取りに教習所通いを始め
うとうとしながら学科を聞き
ビクビクしながら実地練習した。
この時使ってた車は
「カペラ」と言う車で
走行距離が20万キロに達しそうな
ヨレヨレの車だった。
そんな車だから
ブレーキとアクセルの遊びが凄く
乗る前にペダルを何度も踏んで
シャコシャコさせて元の位置にした
この車で実地教習をしてると
1時間の実地教習の終わり頃には
アクセルとブレーキの遊びが
また大きくなってきてしまう。
なのでペダルを踏む深さで
車の速度の上がり方が解らず
つい強く踏み込んでしまい
急発進する事があった。
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
ブレーキも強く踏む事があり
たまにタイヤをしリップさせて
止まってしまう事も多々あり
とても運転しずらい。
なのでチャンスがあれば
ペダルをシャコシャコ何度か踏んで
元の位置に戻して走行し
何とか実地をクリアーしていった。
ε-(・д・`;)フゥ…
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
ある日いつも通り実地を受けてると
ペダルの遊びが大きい車に当たり
根本付近まで踏みこまないと
効き目が始まらなかった。
なのでまたペダルをシャコシャコし
元の位置まで戻してから
コースにでて普通に走り始めたけど
またすぐに効き目が悪くなってくる
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
でもまたしばらく走ってると
効き目が悪くなってきたから
ペダルを何度もシャコシャコ踏んで
元の位置に戻す。
この俺の行動に教官が不思議がり
「なにしてるの?」と聞かれたので
ペダル遊びが大きすぎるから
何度も踏んで直してると答えた。
すると教官は
「そんな事ないでしょ?
普通にペダル効くよ」と言うので
仕方なく元の位置に直す事をやめた
(´・д・`)ショボーン
そのまましばらく教習を受けてると
教官に「直線だから60㎞だして」
そう言われて強くアクセルを踏み
少し急発進気味で加速する!
その後カーブ手前になったので
エンブレかけて減速し
更にブレーキで減速する為
ペダルを少し強く踏んだ。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
するとブレーキが利かなくて
焦ってもっと強く踏みこむと
急ブレーキになってしまい
車が横に滑り始めた!
この時教官が「あぶ!」と叫び
とっさに助手席のブレーキをかけ
横からハンドルを握ってきて
逆ハンドルをきった!
そのまま生まれて初めて
藤原巧なみのドリフトをし
コース外に飛び出し何か衝突して
「ドカン!」と音と共に止まった!
そして恐る恐る見てみると
目の前に掃除用具の倉庫があり
その壁がベッコリ凹んでて
弁償が頭に浮かび青ざめてしまう。
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ
すると教官が
「とりあえず前進して」と言うので
少し前進させて止まり
その場で外に出て状況を確認した。
現場を見ると倉庫の壁に穴が開き
運転席側のドアも凹んでて
頭の中に弁償の2文字が浮かび
めちゃくちゃ焦って必死に謝った。
でも教官が「自動車の凹みと
倉庫の穴も保険で直すよ」と言い
何とか弁償しなくて済んだけど
このポンコツ車を凄く恨んだ!
( ゚皿゚)キーッ