脳にレーザーを当てると
脳細胞が活性化して記憶力が増し
短期記憶が25%も増加した事が
研究で示されました。
この実験を行ったのは
イギリスの「バーミンガム大学」で
1064nmの弱いレーザーを使用し
熱さも痛さも感じない強さです。
このレーザーを右側の脳に
6分間照射して記憶力を計ると
短期記憶が25%も増加してて
想像以上の結果が出ました。
研究者たちは
この方法を使うと安全で簡単で
将来的に脳機能障害がある人の
治療に役立てると言います。
更にADHDや精神疾患の治療や
人工的に高知能の人間を作ったり
多くの人達に恩恵をもたらす
可能性があると言います。
短期記憶が増加するメカニズムは
レーザーを当てると細胞内の
ミトコンドリアが活性化され
脳の活動能力が増すからです。
ミトコンドリアの働きは
脳が活動する為のエネルギーを
体内に吸収される栄養素から
作り出す役目の物です。
Short Term Memory Problems Can Be Improved With Laser Therapy - Neuroscience News
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短期記憶は
一瞬で数秒から数十秒だけを記憶し
鍛えると脳の記憶力を強化でき
とてもおりこうさんになれます。
この短期記憶は
脳細胞の活動能力に依存してて
その中でもミトコンドリアが
重要な役目をします。
20億年前まだ我々が単細胞だった時
常時エネルギーを吸収し続けないと
生命活動をする事が出来ず
すぐに死んでしまいました。
しかしその単細胞が
エネルギーを溜めて作り出す
ミトコンドリアを細胞内に
吸収して融合しました。
すると細胞は
エネルギーがない場所でも
エネルギーを作り出せるようになり
様々な場所に移動していきました。
このミトコンドリアは
当然脳細胞の中にもあり
発電所のミトコンドリアを
活性化させると能力が増します。
その活性化させる方法として
ミトコンドリアが吸収する
光の波長650nm~1000nmの
近赤外線を照射したのです。
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エネルギーを運ぶ性質がある光を
ミトコンドリアが吸収する波長にし
照射して当てればミトコンドリアが
パワーアップするという事です。
この細胞が活性化する方法で
90人の被験者の脳にレーザーを当て
脳内細胞が活性化する事を
実験してみました。
するとミトコンドリアが発電した
エネルギーがATPに変化し
更に高いエネルギーを出す物になり
脳内細胞が活性化されました。
ATPに変化させる原理は
ミトコンドリアの中にある物質の
「シトクロムcオキシターゼ」が
レーザー光をATPに変化させます。
今回の実験で
体に全く負担がないレベルの
レーザーを脳に当てるだけで
脳の生命力が増す事が解りました。
今後さらに研究を進めていけば
年齢で衰えた脳機能も改善し
ADHDや統合失調症や
アルツハイマーの治療ができます。
過去に行われた実験では
目に市販の赤色LEDを3分当てると
網膜細胞のミトコンドリアが
活性化して視力が回復しました。