6歳の時
三郷団地に住んでで
立花小学校に通ってた。
小学校のすぐ裏には
大きな田んぼがあり
その横に「第二大湯川」と言う
人工的に作った川があった。
俺は毎日
「三品孝之」君と言う友達と
一緒に下校してた。
ヾ(*´∀`*)ノ
ある日この三品君が
「宿題終わったら一緒に
大湯川にザリガニ釣りに行こう」
そう言って俺を誘ってきた。
この時俺は
ザリガニ釣りなんて初めてで
何も知識がないし
何も道具がない。
なので三品君に
「全部1から教えてくれるなら
一緒に行くよ」と言ってみた。
ラン((o(*´∀`*)o))ラン
すると三品君は
快く教えてくれると言うので
初体験のザリガニ釣りに
ワクワクしてしまった。
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そして
三品君と一旦分かれて
家に到着したら
すぐ宿題を始めた。
我々は
いつも遊ぶ約束をする時
早く宿題を終わらせた方が
家に迎えに行く事になってた。
家に迎えに行くと
早く宿題を終わらせられた事で
競争に勝った気がして
凄く気分が良かった。
ほぼ同時に終わると
相手の家に行く道のりが
いつも同じコースなので
道でばったり会う。
でもたまに
道中でお互い発見できず
解らないまま
すれ違ってしまってた。
この場合は
また道を逆に行き家に帰る時
お互い相手を道中で発見する為
神経を全集中して戻る。
そうすればほぼ確実に
相手を発見できて
声をかける事が出来た。
\( 'ω')/
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そして今回は
俺の方が早く宿題が終わり
三品君の家に到着する。
(ΦωΦ)フフフ…
その後俺は
家に上がらせてもらい
三品君の宿題が終わってない事に
マウント取ってやろうと思った。
すると三品君は
俺より早く宿題を終わらせてた様で
ザリガニ釣りの準備をしてた。
|*`艸´)クククw
それを見た俺は
ガッカリしてしまい
でもザリガニ釣りの準備を見たら
ワクワクし始めてしまった。
三品君がやってた準備内容は
割りばしの先端に糸を結び
その糸の先に餌のスルメを付けて
小さな釣り竿を作ってた。
これを見た俺は
「そう言えば大湯川で上級生が
同じ物を持って何かしてた!」
と思い出した。
この時俺は
あの時の上級生が何をしてたのか
その謎が解明できたのだった!
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そして俺は
三品家で用意してくれた
割りばしと糸とスルメで
ザリガニ釣り用の竿を作った。
その後我々は
早速大湯川に行き
ザリガニ釣りを始めた。
((o(*´∀`*)o))ワクワク♪
釣りをしてる時三品君に
「何でやり方知ってるの?」
そう聞いてみた。
(o'∀'))フムフム
すると三品君は
「父親と一緒に来て
やり方を教えてもらった」と
答えてくれた。
更に
今我々が釣りをしてる場所は
父親が見つけてくれた
最高の場所だとも言ってた。
そこで俺は
「何でこの場所が良いの?」
そう聞くと
「わかんない」と言ってた。
なので俺は
本当に釣れるのか
半信半疑だったけど
とりあえずここで釣りを続けた。
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しばらく釣りをしてると
三品君にザリガニがかかり
竿を引き上げた!
するとザリガニのはさみが
しっかりスルメを掴んでて
見事に釣り上げてた!
それを見た俺は
「スゲー!」と感動してしまい
「本当にこの場所釣れるんだ」と
やっと信じる事が出来た。
そして俺も
絶対釣ってみたくなり
鼻息荒くして釣り竿を眺め
ザリガニがかかるのを待った。
しかしその間に
三品君が2匹目を釣り上げ
また俺が釣れなかった。
(;д;)グスン
全然釣れない俺を見た三品君は
「竿を上下に揺らしてみ」
そうアドバイスしてくれた。
そして俺は
言われた通り竿をユサユサ揺らし
ザリガニさんに
餌がここにあるよアピールした。
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そして
竿を揺らしてしばらく待つと
なんと!餌が落ちてしまった!
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ
それを見た三品君は
大爆笑し始めて
「へたくそ」と言われてしまう。
(´・д・`)ショボーン
すると川の草むらから
ザリガニがニョキと現れて
俺が落とした餌を食べ始める。
この時俺は
「スグ餌を付け直して
糸をあのザリガニの側に垂らせば
必ず釣れる!」そう確信した!
そう感じた俺は
急いでスルメを糸に付けて
ザリガニの目の前に垂らしてみた!
しかしそのザリガニは
俺がたらした餌に目もくれず
俺が落としたスルメを
モシャモシャ食べてるだけだった。
そんな事をしてたら三品君が
更にもう1匹釣り上げ
結局この日の俺は
1匹も釣れずに終わってしまった。