11歳の時転校した学校で
初めての運動会をやる事になり
足が速くないのに強引に
リレーとマラソンをやらされた。
その後運動会の練習が始まり
この時棒倒しの練習をしたら
女子が髪を引っ張られ
大量に抜かれた事件が発生する。
その為棒倒しが中止になり
せっかく棒の根元を宙に浮かせる
必殺技をマスターしたのに
全て無意味になってしまった。
(´・д・`)ショボーン
そんな中棒倒しがない運動会が
無事に開催される事になり
あまり得意じゃないマラソンが
とうとう始まる事になった。
マラソンする距離は
3㎞の短距離だけど
俺にとって3㎞なんて
ギリギリ走れるきつい距離だった。
しかし事前情報で
クラスのリーダーの大平君が
「全員途中で絶対歩くから
走り続ければ勝てる」と言われた。
<(`^´)>
この事を信じて俺は
「とりあえず途中で歩かなければ
何とか上位に行けそう」と思い
遅くても走り続ける事にする。
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そしてスタート地点に行くと
身長が170㎝位ありそうな
背が高い男子の「池田」君がいて
ビックリしてしまった!
池田君の事は
背が高いから以前から知ってたけど
まさかマラソンに出るなんて思わず
とても勝てなさそうで愕然とした。
こんな状況の中
とうとうマラソンがスタートして
1番になれなさそうだけど
自分のペースで止まらず走る。
その後途中までみんな
同じペースで走り続けてたから
団子状態がずっと続き
誰も抜け出る人がいなかった。
でもしばらく走ってると
だんだんみんなペースが落ちて
歩き始める人が出てきたおかげで
俺の順位がだんだん上がる。
ウフフ♪(。-艸・。)
この時俺は
とりあえず歩かずに走ってると
いつの間にか1番先頭を走ってて
絶対1番になれると確信した!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
しかしだんだん俺も疲れてきて
ペースが少しずつ落ちてる事が
自分でもわかるくらいに
遅くなってしまった。
ε-(・д・`;)フゥ…
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すると後ろから足音が聞こえ
振り向くと池田君が
どんどん追い上げてきて
あっさりと抜かされてしまった!
しかもただ抜かされた訳じゃなく
明らかに全く疲れてない様子で
余裕の顔しながら凄い速さで抜かれ
格の違いを見せつけられてしまった。
この時俺は
「今まで1番先頭に来なかったのは
きっと1番後から遅い我々を見て
笑ってたんだ」と思ってしまう。
そう感じた俺は
悔しくなって池田君に追いつこうと
必死に走って行ったけど
全然追いつく事が出来なかった。
それどころかしばらくすると
池田君の姿が完全に見えなくなり
もしかしたらもう既に
ゴールしてるようにも思えた。
そして何とか2番でゴールすると
当然池田君もゴールしてて
みんなで笑って談笑し
圧倒的な実力の違いを感じた。
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
その後池田君の所に行き
何でそんなに早いのか聞くと
「最初から飛ばすのがダメなんだ」
そう言われて納得してしまった。
(ノД`)・゜・。
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その後玉入れや大玉転がしや
騎馬戦等をした後
とうとう最終種目の
俺が出るバトンリレーが始まった。
この時の事前情報で大平君が
俺の走るスピードは
学年で2番目に速いから大丈夫
そう言われてた。
でも俺は
そんなのおだてにしか聞こえなくて
誰かに抜かされると
注目されてる中恥をかくと感じた。
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ
しかし俺は
走る順番が2番目なので
最初の人がビリなってくれれば
抜かされないからそれを願った。
でもリレーがスタートしたら
クラスの子が1番先頭になって
俺が願った事と真逆の状態で
バトンを受けてしまった!
そして俺は
もの凄く焦って涙目になり
もうとにかく必死に走って
次の人にバトンを渡した。
何とか走り切ってホッとした俺は
ふとコースを見てみると
後方の選手を俺は
かなり引き離せた事に気が付く!
(∩´∀`)∩ワーイ
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この状況を見た俺は
「大平君の言う事も
まんざら嘘じゃなかったんだ」
そう感じてしまい安心した。
しかし
3番目の子がどんどん抜かされ
ぺけ前くらいまで順位が落ちて
みんなが怒り始めてた。
しかし4番目の大平君が
もの凄く足が速くて
一気にみんな抜かして1番になり
怒りが歓声に変わる!
(# ゚Д゚)プンスコ
そしてアンカーの担任の
成田先生にバトンが渡ると
どんどん抜かされて行って
ビリになりそうな勢いだった。
この時みんな
「がんばれ!」と応援してたけど
抜かされて行くたび怒りが湧いて
とうとう「成田!」と言い始めた!
その担任の姿を見てた女子も
「後ろの先生ころせー!」
と叫び始めてしまい
みんなヒートアップしてくる!
でもその後成田先生は
アンカーの他の先生全員に抜かれ
結局ビリけつになってしまい
みんなにペコペコ謝ってた。
(m´・ω・`)mゴメン