
10歳の夏休みに俺は6年間住み続けてた
三郷団地を離れ東京の荒川区に引っ越し
知らない町と新しい家とそして初対面の
学校の子達の事で緊張した
転校初日の朝はとても不安がいっぱいで
母親は少しオシャレをして一緒に学校に
行く事になったけどこの時間はみんなの
登校時間でじろじろ見られてしまった
母親と一緒にいる事がとても目立ち俺も
見た事ない子だから初見で転校生と解り
まるで入学式にでも向かうような感じで
周りの子たちの視線がチクチク痛い
この時俺は恥ずかしくて顔が赤くなって
今日だけ我慢すれば大丈夫と言い聞かせ
必死に我慢し続けて校門に行くと担任の
成田先生が出迎えてくれた
そして成田先生に職員室まで案内されて
自己紹介をした後すぐ授業に参加する為
母親が帰って行き俺は成田先生と一緒に
教室に向かった
教室に向かう途中俺は「このあと黒板の
前に立たされ自分の名前を黒板に書いて
自己紹介させられるんだ」と思いとても
緊張しておしっこ漏らしそうになる
その後教室に到着しドアが見えてきたら
ガチガチに緊張し始め俺は半べそをかき
逃げたかったけど無情にも教室のドアが
開いてクラスの子達に顔を見られた!
ヒィィッ!!∑(;Д;ノ)ノ
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そして教室に強制的に入らされて黒板の
前に立たされ自己紹介をするため自分の
名前を黒板に書くと「穣」と言う名前が
クラスの子も先生も読めなかった
(´・д・`)ショボーン
しかし俺はこの漢字を初見で読めた人は
今まで誰もいないから通常通りの反応で
完全に慣れていつも通りに名前の漢字の
読み方は「ゆたかです!」と教えた
すると先生が「その漢字穣と読むよりも
ジョーの方がメジャーだしカッコ良いし
あだ名としてジョーと呼ぶよ」と言われ
クラスの子達にもそう呼ぶと言われる
でも俺は「ジョーでもゆたかでも完全に
名前負けしてる」と思い呼ばれ方が凄く
恥ずかしくなってしまい「もうウンコで
良いよ」と心の中で叫んでしまった
その後ジョーと皆から呼ばれ始めてたが
特にジョーというあだ名が名前負けして
似合わないと感じてない様子でただ単に
呼びやすいので言ってた感じだった
休み時間にクラスのリーダーらしき子が
俺の所に来て色々話しかけてきてくれて
どうやら自分達の悪ガキグループに俺を
加入させようとしてる
だけど意気地なしで泣き虫で臆病の俺は
悪ガキクループに入りやんちゃは出来ず
一緒に遊ぶ事を断り続けて仲間の加入は
遠慮する事にしてた
オロ((ヾ(*'д';*)ノシ))オロ
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この後数日学校に通いクラスに慣れ始め
おとなしい子がまだ友達いない俺を見て
話しかけてきてくれてその子は俺と同じ
ファミコン好きなのですぐ話が合った
(´∀`*)ウフフ
なので放課後一緒にファミコンしようと
約束する事ができ俺はいったん家に帰り
事前に教えて貰ったその子の家に行くと
母親が出てきて快く迎えてくれた
そして家に上がり部屋に案内してくれて
そこに友達がいたから早速ファミコンの
ツインビーと言うゲームをやり始め俺は
凄く楽しい時間を過ごせる
しばらく遊ぶと友達の母親がジュースと
ケーキを持ってきてくれたのでいったん
ゲームをやめ食べながら俺は学校の事を
友達に色々聞いてみた
この時話してくれた事はクラス内にある
勢力分布で誰と誰が仲良いとか誰と誰が
中悪いとか話を色々聞けて俺は前にいた
学校と変わらない希薄さを感じた
でもファミコン好きの子達が他にもいて
その子達も紹介してくれると言われもし
友達になれたらファミコンのカセットを
交換し合って遊べると思い嬉しくなる
紹介してくれる約束をした後また我々は
ファミコンをやり始めゲームの腕を磨き
俺は仲間の中で1番ゲームが上手になり
教祖様とあがめられたくなった!
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°