12歳の時
ドラクエ2を買う為
前日の夜から上野の多慶屋に
友達の葛西君と並びに行った。
並び始める時間は
夜11から並ぶ事にした。
(*´▽`*)
俺は
当日深夜から多慶屋に並ぶ為
親に許可を得ようと
相談する事にした。
でも俺の親は
ゲームを買う為に小6年生の子供が
深夜から並ぶなんて
絶対許してくれそうになかった。
そこで俺は
当日の夜いつもの晩酌の時
酔っぱらった頃合いを見て
親に相談してみる事にした。
そして夜9時ごろ
親が気持ちよく酔っぱらい始めて
今日の深夜から明日の朝まで
多慶屋に並ぶ事を言ってみた。
すると俺の親は
俺が何を言ってるのか解らない様子で
「何だか知らないけど気を付けろよ」
そう言ってくれた!
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俺は
これで親の許可が出たので
何も隠す事無く
堂々と出かけられる事になった。
友達との待ち合わせは
駅前に夜10:30分に
自転車で待ち合わせする。
ヾ(*´∀`*)ノ
そして俺は
時間通り待ち合わせが出来
自転車で上野の多慶屋まで
30分かけて向かって行った。
我々は
裏道を通って近道をしたが
途中街灯なんてほとんどなく
暗闇を走って行く事になった。
でも上野付近になると
高速道路や自動車のライトで
だんだん周りが明るくなってくる。
ε-(・д・`;)フゥ…
そして
多慶屋に到着すると
既に10人位ならんでて
ビックリしてしまった!
その光景を見た我々は
「この人たちの気合の入り方
とても真似できない」
そう感じてしまい呆れてしまった。
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我々は
予定通り前日の夜11時に
多慶屋に並ぶ事が出来た。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
そして
次の日の開店時間10時まで
11時間気合でこの場所を
死守する事にした!
この頃は
夜中列に並んでると
みんなストレスでイライラしてきて
普通に罵声が飛び喧嘩が起きてた時代。
我々もその事を知ってるので
ビクビクしながら並ぶしかなかった。
オロ((ヾ(*'д';*)ノシ))オロ
並んでる最中は
まだ携帯電話なんて無い時で
雑談したり本を読んだりして
みんな暇をつぶす。
俺も友達の葛西君と
雑談をして暇をつぶしてたが
眠くなってしまい
その場に座って寝てしまった。
当時の俺は
ボーイスカウトをやってて
野宿が得意だからどこでも寝れた。
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
そして俺は
突然友達の葛西君に
肩を揺らされ強制的に起こされた。
(*ノ≧∀)ノナニゴト?
俺は
何事かとビックリして
葛西君に聞いてみた。
すると
「エニックスと書かれた段ボールが
店に搬入されて行く!」
そう言ってその方向を指さした。
俺もその方角を見ると
確かにトラックから
段ボールが運ばれて行く様子が見えた!
それを見た俺は
「間違いない!
あれがドラゴンクエストだ!」
そう思いワクワクして興奮し始める!
時間を腕時計で確認すると
深夜2時ごろ。
( *゚ェ゚))フムフム
この時俺は
もう販売し始めるんじゃないかと
心臓がドキドキしてきた!
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
俺は
ドラクエ2が入っった段ボールが
搬入される所をずっと見てたが
店の中に運び込んで行かない。
不思議に感じて
「あの段ボールどこに運ぶんだ?」
そう思ってしばらく見てた。
そしたら
台車に乗せられた段ボールが
ドラクエの列の先頭に運ばれてくる!
この時俺は
「もしかして今販売するの?!」
そう感じた瞬間
段ボールが開けられた!
そして店員が
「今からドラクエを販売します!」
そう叫んだ!
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
更に
「今買えない人には
整理券を渡すので後で買いに来てね!」
こうも叫んでた。
この時俺は
ドラクエの代金を持ってきてたので
なんと!今買う事が出来るのだった!
(((o(*゚▽゚*)o)))
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
そして我々は
搬入されたばかりのドラクエを
無事に買う事が出来て
夢心地になってしまう。
このとき列に並んでる人達は
みんな興奮状態で騒ぎ始め
そしてテンパってきてた!
ヽ(#`д´#)ノフンガフンガ‼
それを見た店員は
「500個入荷したのでみんな買えます~」
「みなさん落ち着いてくださいね~」
そう言ってみんなをなだめてた。
そしてふと
列に並んでてた大人の人が
「今販売してくれるなんて流石だね!」
そう言って店員を誉めてる。
その回答に店員は
「見ると小学生もいるし
また暴れ出されても困るから
とっとと家に帰さないとマズいでしょ」
その事を聞いた俺は
「確かにこの光景って異常事態だな」
そう感じてしまい納得した。
どうやら多慶屋は
前回のドラクエ1を販売する時
相当ひどい目に合ったのだろう。
((+_+))アアァァ
つづく