7歳の時テレビくんと言う雑誌の
2月号の懸賞で
豪華雛段が当たる企画があり
それに応募してみた。
この時載ってた雛段は
凄く豪華でとても綺麗で
こんなのが家にあったらを思うと
嬉しくてしかたない。
なのではがきを書いてもらおうと
母親に頼むと「しまう場所がないし
女の子用だしダメ」と言われて
はがきを書いてくれなかった。
しかしそこで駄々をこねて頼むと
どうせ当たらないと思ったのか
仕方なくはがきを書いてくれて
投函してくれた。
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
そして懸賞発表の3月号まで
もう懸賞に当たった気持ちで待ち
翌月の3月号の懸賞発表を見ると
俺の名前がどこにもない!
この時俺は
凄くガッカリしてしまい
もう人生が終了した気持ちになり
ひどく落ち込んでしまう。
|ω・`)ショボーン
そんな時付録を見たら
紙で出来たお殿様とお雛様の
工作セットが付属されてたけど
外れたショックが大きく嬉しくない
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
学校に行くと図工の授業で
紙粘土を使ってお殿様とお雛様を
男女関係なく作る事になり
大好きな粘土作業で嬉しくなった。
(∩´∀`)∩ワーイ
そこで先生が黒板に
お殿様とお雛様の
イラストのポスターを張り
それを見本に作る事になった。
しかしそんなイラストを見ても
難しすぎて全く作れる気がせず
とりあえずなんとなくの形だけ作り
完成させようと思った。
すると隣の女子が
本体に何枚も粘土を薄くして巻き
何やら洋服の様なものを着せて
とても上手に作ってた。
それを見た俺は
その洋服みたいの何か聞くと
十二単と言う12枚重ね着する服で
これがお姫様の服だと言う。
このとき俺は
そんなに服を厚着するなんて
体が動かなくなる気がしてしまい
ありえない服装に思える。
(◎_◎;)
しかしだんだん出来上がってくると
確かにお姫様のような形になり
「やっぱ女子って人形の形を
よく観察してスゲーな」と感心した
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
なので俺も
隣の女子の真似をして
粘土を薄く延ばして本体にまき
お姫様を作ってみた。
しかしただ薄くして巻いただけじゃ
全然人形っぽくならなかったから
どうやって巻くのか聞いてみると
俺のお雛様をじろじろ見てきた。
( *゚Д゚))フムフム
そして隣の女子が
「腕と振袖と顔を別パーツで作って
体の形をもっと女の子らしく!」
そう指摘されてしまった。
でも腕と振袖と顔は
何とか作る事が出来るけど
体の形の女の子らしくって
さっぱり解らない。
この事を女子に言うと
「雪だるまで良いの!」と言うので
雪だるまを作って体の形に沿って
薄く伸ばした年度を12枚巻いてみる
完成すると想像以上にうまくでき
自分でもビックリしてしまい
この勢いでお殿様も作り始め
隣の女子にまた作り方を聞いてみた
すると女子が「お殿様の洋服は
2枚着せてあと同じ」と言うので
作ってみるとそれっぽい形になり
「女子ってスゲー」と感動した!
∑(゚Д゚)スッ、スゲー!!