「ボストンダイナミックス社」が、四つ足超高性能ロボを一般に販売した。
本体の値段は「800万円」
名前は「スポット」
「スポット」は、ラジコンタイプの操作で動く。
本体に、カメラが付いているだけの四つ足走行ロボット。
バッテリー式で、1回のフル充電で2時間動き続けられる。
別売のバッテリーも用意されている
販売場所は、残念ながらアメリカのみの販売になっている。
個人で2台以上買う為には、会社に問い合わせなくてはならない。
恐らく、コピー防止や、転売防止だろう。
ただのラジコンタイプの四つ足ロボットなのに、なぜ800万円?
どこが高性能なの?
その理由は、超高性能「AI」を装備しているから。
「AI」が付いているのに、自立して動かないの?
動きません。
人間が操作しないとダメです。
なら、何の為の「AI」?
それは、歩く場所の状態を把握して、障害物を感知する為の「AI」なのだ。
操縦者は、前進方向にレバーを入れるだけでOK。
あとは「スポット」が、勝手に周りの状況を把握して前進する。
道が泥沼だったりしても「AI」が、その場所の走行方法を自動で判断する。
道が雪道だったりしても「AI」が、その場所の走行方法を自動で判断する。
障害物があったら、カメラで認識して自動で迂回してくれる。
乗り越えられる障害物があったら、自動で乗り越えて前進してくれる。
倒れたら、自動で起き上がってくれる。
この、道の状態や障害物に対しての走行方法を判断するのが「AI」の役目。
「スポット」は、何に使うの?
それは、販売元の「ボストンダイナミックス」社も解っていません。
使う人が考えてくれと言っています。
しかし「ボストンダイナミックス」社も、責任を丸投げとは行かない。
そこで、色々な仕様用途考案の為のオプションを販売している。
他にも、腕の様に動くアームが開発されている。
それに取り付ける様々な形の物なども開発されている。
操作の仕方は、PS4のコントローラーと同じ操作の仕方をする。
コントローラーの真ん中にタブレットが付いた形をしている。
この専用コントローラーで、全方向の移動をさせる。
真ん中のタブレットで、細かい動作の命令をする。
例えば、事前に入力しておいた走行ルートを選択する時。
倒れた時に、自動で起き上がるように指示をする時。
カメラで認識させておいた、特定の物体の所に自動で向かわせる時。
この様な操作をする。
「スポット」は、開発用ソフトが無料で使え、好きなように指示が出来る。
でも歩く為の本体のバランス取りまでは、変えられない。
これは「ボストンダイナミックス」社の、ブラックボックスになっている。
この部分が、技術的な企業秘密なのだろう。
「スポット」は、一応使い所をユーザがいくつか提案してきている。
工事現場の、見回り、危険な場所の調査、汚れる場所に代わりに行くなど。
その他にも、複数台でエンターテイメントをする事等提案されている。
実は、エンターテイメントの為に「シルクドソレイユ」と契約をしている。
だが「シルクドソレイユ」は、倒産してしまった。
「スポット」は、使い所がまだ未知数だが、アイディア次第で色々使える。
しかし「800万円」は、高過ぎ。