9歳の時
弟のヨッチがおもちゃの鉄砲を買い
外で遊びまくってたら壊れたようで
俺に直してくれと言ってきた。
(´・_・`)ショボン
この時6歳のヨッチは
鉄砲の反動に踏ん張りがきかず
撃つたび転んで落としてたので
この時壊れたようだった。
鉄砲の名前は
ルパン三世が愛用してる
「ワルサーP-38」と言う鉄砲で
CO2ガスで球を飛ばす物
CO2ガスが小さなボンベで
それを鉄砲を持つグリップに入れ
ねじを締めるとガスが充填されて
そのガスが出る勢いで球を飛ばす
そのためCO2ガスの入れ替えは
6歳のヨッチじゃネジが硬くて
回せないから俺が毎回入れ替えて
また公園に遊びに行ってた。
しかしCO2ガスの勢いは
大人でも結構反動が来るから
ヨッチだと立ったまま打つと
倒れて尻もちついてしまう。
それでも打ち続けてた事に俺は
「ヨッチってスゲー根性あるな」と
感心して楽しい事だと怪我しても
痛み感じないやつなんだと思った。
∑(゚Д゚)スッ、スゲー!!
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鉄砲の修理依頼を受けた俺は
兄としての威厳を保つため
快くOKして鉄砲を渡されると
見た目じゃ全く解らず焦った!
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
なのでとりあえず撃ってみると
トリガー引いてもガスが出ず
カチカチと音がするだけで
分解する必要があった。
そして箱の中から説明書を出し
壊れた時どうすれば良いか見ると
そんな事どこにも書いてなく
整備の仕方しか書いてない。
仕方ないので俺は
分解して直すしかないと悟り
ドライバーを用意して
ネジ止めされてる所を全部外した
ネジを外してる途中
何か所かネジが振動で緩んでて
これで部品がかみ合わなくなり
壊れたのかと感じた。
そして鉄の砲身やバネや
ガスを一時的に貯めておく気室や
色々外して部品を1つ1つ見て
壊れてる所ないか調べる。
でもよく見ても壊れてる所が無く
それどころか真っ黒いグリスや
鉄が欠けたカスなどがあり
汚いのできれいに掃除した。
ε-(・д・`;)フゥ…
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再度説明書を見てみると
グリスに高価なモリブデンが使われ
金属部分が亜鉛ダイカストと言う
超合金の玩具の素材だった。
このモリブデンと亜鉛ダイカストは
毒性が強く現在使われてないけど
この頃の玩具だと平気で使われてて
俺も毒があるなんて知らなかった。
壊れてる所が解らない俺は
最後に残った亜鉛ダイカストの
小さな箱の中のメカを見ないと
原因が解らない状態になる。
でもこの中のメカを外側から見ると
凄く複雑で時計の中身の様に
小さな部品が集まった機構があり
これを開けるのがとても憂鬱だった
もし開けて組み立てられなかったら
それこそゲームオーバーになるし
直せないと兄の威厳に関わるし
一か八かの賭けに出るしかない状況
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
でも開けるしかないから恐る恐る
中の部品が崩れない様にゆ~くりと
開けて行き小さな部品を見ると
それでも何が壊れてるのか解らない
しかし絶対直す気満々の俺は
ずっと部品を眺め続け原因を探り
その間ずっと暇になってるヨッチは
昼寝をし始めてしまってた!
( ゚皿゚)キーッ