科学技術「融合爆裂」

【核融合の元】

核融合とは
原子核同士がぶつかって
融合する事です。

人工的に核融合をさせる為に
１番核融合させやすい原子は
水素です。

水素は
水素原子と言って
水素１つで原子の１種類なのです。

更に水素の奥には
「陽子」と言う原子核が１個あり
これが一般的に
水素と呼ばれてる物です。

しかし水素には
何種類か存在し
「陽子」の他に「中性子」と言う
原子核を持つ水素があります。

水素の中にある「中性子」が
１個の場合「重水素」
２個の場合「三重水素」
この様な名前が付いてます。

人工的に核融合を起こす場合
「重水素」と「三重水素」が
比較的簡単に出来るペアなので
この２種類の水素を使います。

The chase for fusion energy (nature.com)

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【レアな水素】

自然界の重水素は
非常に希少ですが
水の中に稀に含まれてて
それを取り出して使います。

しかし三重水素は
自然界で更に希少な為
取り出す事が困難だから
人工的に作ります。

作り方は
原子力発電の炉内で使用されてる
重水素がたまに中性子を捕獲して
三重水素が出来ます。

たまに出来ちゃった三重水素は
電子力発電のエネルギーじゃ
核分裂を起こせず
カスとして残ります。

このカスとなった
三重水素を取り出して
重水素との核融合に使います。

重水素と三重水素が
核融合を起こす温度は
なんと１億度以上必要です。

それは
重水素と三重水素の周りを回る
電子を分離させた原子だけを
衝突させないといけない為です。

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【電源スイッチ】

電子が分離した
重水素と三重水素は
原子だけのプラズマと言う
状態になります。

物質を熱すると
「個体」「液体」「気体」と
変化していきます。

気体を更に熱すると
電子と原子が分離して
プラズマになります。

身近で見るプラズマは
オーロラとか雷とか炎とか
これらがプラズマです。

水素をプラズマにするには
１億度の熱が必要ですが
ここまで温度を上げる方法は
原子炉を使います。

つまり核融合炉の中には
原子力発電所があり
これが核融合炉の
電源スイッチになってます。

そして１億度まで熱せられると
今までおとなしくしてた原子が
プラズマ化して自由に動き始め
核融合の準備が整います。

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【プラズマ】

核融合炉内のプラズマを
核融合させる為には
超高速で動き回らせ
衝突させないとなりません。

その方法として
電気を通した電線を
バネのように巻き
それを更にドーナツ状にします。

すると何故かプラズマ化した
電子と原子が電線に沿って動き始め
超高速スピードを出しちゃう
変わった性質があるのです。

そのスピードは
原子が「秒速910Km」東京～福岡
電子が「秒速5万5千㎞」地球1.4週
この様な速度が出ます。

そして衝突させると
核融合が起こり
凄いエネルギーがが発生します。

この時発生する熱エネルギーを
電気に変換して電力にし
あなたの自宅にお届けします。

しかし
核融合炉内の１億度以上の熱を
外部に漏れないようにする
素材なんて作れません。

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【ロス】

１億度以上の熱を
外部に漏れださないように
完全に閉じ込める方法は
２種類開発されてます。

１つ目の方法は
核融合する空間の壁面に
電線を張り巡らせて電気を通し
電気プラズマで囲って防ぎます。

２つ目の方法は
たくさんの方向からレーザーを
核融合の室内に照射し
そのレーザーの圧力で防ぎます。

こんな方法で本当に
１億度の熱を閉じ込めるなんて
出来るのか疑心暗鬼になりますが
本当に出来ちゃってるのです。

しかし現在の所
核融合で取り出せるエネルギーの
８割が取り出せずに
ゴミと言う水になってます。

更にエネルギーとして取りさせずに
無駄にしてしまってる物が
核融合時に発生します。

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【放射能】

重水素は
陽子１個と中性子１個あり
三重水素には
陽子１個と中性子２個あります。

この２つが核融合すると
陽子２個と中性子３個になる
はずなのですがなりません。

この２つが核融合すると
陽子２個と中性子２個になり
中性子１個が
飛び出してしまいます。

この飛び出した中性子は
放射線という物ですが
ほとんど無害なレベルなので
気にしなくても大丈夫です。

原子力発電所から出る物は
放射線という物で
中から放射性物質を出し
まき散らすので危険です。

科学的に少し難しく例えると
核融合炉がウンチの匂いを
周りにまき散らす人です。

しかし原子力発電は
人がたくさんウンチして
更にそのウンチが辺りに
匂いをまき散らす感じです。