
8歳のとき三郷団地に住んでた事があり
隣は蛇山という凄く広い空き地があって
ここはマンション街の開発予定地だけど
予算がなくまだ工事が始まってなかった
(´・д・`)ショボーン
しかも管理されてなく草木が生え放題で
1段低い広大な盆地には雨水がたまって
できた大きな湖や雨や風の浸食で出来た
凄く深い崖まで存在してた
なので俺はここを格好の遊び場にしてて
どこも行く所がない時は必ず遊びに行き
草原を抜け自分の背丈以上の草が生えた
草むら抜け崖を上り下りして先に進んだ
終着点には湖があるらしいけど遠すぎて
行く事ができずいつか辿り着きまだ見ぬ
新天地を目指しいつも奥へ奥へと向かい
泥だらけになりながら冒険してた
俺は毎回新天地を目指し初めて行く所に
到着したらこの先進むと絶対迷子になり
なかなか戻れなくなる事を知ってたから
怖くてちょっとしか奥に行けなかった
たまに思い切って行ける所まで行こうと
覚悟を決めて奥に進むけどそういう時は
毎回帰り道が解らなくなって迷子になり
戻ってくるのが大変で半べそになってる
知ってる所さえいつもの道から外れると
それだけで道が解らなくなり迷子確定で
その時は周りに見える蛇山の外の建物を
目指して進むしか脱出する方法がない
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ
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この蛇山は山と名前がついてるけど全く
山じゃないただの広大な空き地で工事の
初期段階の盛り土を3m位しだけの所で
上って中に入ると平たい平地になってた
(´∀`*)ウフフ
入ると2m位の草が生い茂り雨風で削れた
地面が所々にあり道も全部獣道ばかりで
いつ行っても無人だし毎回俺1人の世界が
遥か彼方まで広がってる場所だった
しかしたまに友達が俺の後をつけてきて
全く気付かない俺は険しい道を行き崖を
下ったり上ったりその先の草むらの中に
入って草原に出た所まで毎回行く
でも俺を付けてきた友達は道が険しくて
ここまで来れることができず翌日学校で
俺を付けてきたことを教えてくれるけど
途中までしか行けなかったと言われた
この話を聞き「もしかすると蛇山は俺の
1人だけしか入れない世界かも」と感じ
蛇山の大様になった気分で家来のいない
1人だけの王国に思えてしまった
迷子になると平原だから全建物が全方向
遥か彼方に見えその建物で方角を理解し
その方向一直線に数十分間かけ歩き続け
半べそかきながら帰ることが出来てる
この調子でゆっくり奥まで攻略していき
噂の最終地点にある大きな湖に辿り着き
そこにいる女神にお金持ちにして欲しい
と頼み願いをかなえてもらいたかった
((o(*´∀`*)o))ワクワク♪
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俺は蛇山と言う位だからきっと蛇もいる
そう思って蛇を探しながら探検してたが
蛇なんて全く居ないしの痕跡すらなくて
何で蛇山と呼ばれるか全く解らなかった
(・・?フシギ
徐々に奥まで探索していくと獣道が消え
初めての場所まで来れてそこには2m位の
草が生い茂りこの先行くには方向を決め
草をかき分け一直線に進むしかなかった
しかし俺はまた迷子になる事が凄く怖く
それでも新天地に行きたい欲求が勝って
勇気を振り絞り進む決意し女神様がいる
湖を見つけるため踏み入れる
でも案の定360度全方向同じ景色が続き
その光景が永遠広がって少し進んだ所で
もう怖くなり戻ろうと後ろを振り返ると
既に方向が解らなくなって迷子だった
仕方ないのでこのまま先に行くしかなく
半べそ書きながら1時間位進みそれでも
同じ草むらの景色が続いたからもう俺は
ここで死ぬんじゃないかと感じた
すると突然辺りが開け噂の湖が目の前に
現れしかし凄く汚い湖でその先に駅前の
ヨーカドーが見えたから終着点はただの
駅前だったことが判明する
なのでここなら歩いて帰れるから安心し
駅前に向かうと足元に蛇が突然現れ俺は
恐怖で奇声を上げ泣きながら駅前に走り
これが湖の女神かと思いがっかりした
ギャァァァァァァー!∑(゚Д゚ノ)ノ