間が空きすぎて前巻を軽くおさらいしてから読み始めた第12巻。
パウサニアスがメインでやや流れの緩慢だった前巻に引き換え、この巻はもう激動と言ってもいいくらい。
メインキャラ死ぬ死ぬ。
しかしパウサニアスの心臓は持ち去られ、アリストテレス先生の神をも恐れぬアスクレピオスぶりにてフィリッポス王は左腕ブルブルと、奇妙な事象の連続がストーリーの直線化を阻む。
既定路線とはいえエウリュディケの最期はただただ悲しく、エウメネスに看取られたのがせめてもの救いか。
新王アレクサンドロスに遺児フィリッポス、いよいよ歴史は動き出す。