『大魔法峠』
2002年刊行。
既に二十年前の作品だが、最近まで全くその名を知らず、YouTubeにアップされていた公式OPテーマにて水島努作品と知り興味が湧き、原作に手を付けてみた次第。
タイトルがかの『大菩薩峠』のパロディであることは自明ながら、内容は特に関係なく、むしろ魔法少女もののパロディ。
権謀術数に長けた魔法の国のプリンセス・田中ぷにえ(邦衛のパロディだが見た目は普通の美少女)とその下僕やら敵やらが織り成す怒濤のマジカル血煙コミック(公称)。
必殺技は関節技主体の肉体言語。
リリカル・トカレフ・キルゼムオール!
『超大魔法峠』
大魔法峠の続刊。
ぷにえの王位継承権を狙う双子の妹ぴゅん&ぽたる(黒板家のあれ)初登場。
口の悪さはぷにえ超えか。
軍まで出てくるテスト回ではパヤたんことリビングストン大佐の過去が垣間見え、姉御の恋心を描くラブコメ回はぷにえの悪魔的悪戯に震える。
これまた嫌な予感しかしないぷにえプロデュースの体育祭はラストの騎馬戦にパラメータ全振り。
唐突なアイドル回はパロスペシャルしか思い出せないが、マンガ回は切れ味鋭いパロディの応酬が小気味良い。
双子との再戦も冒頭はAKIRAか?
このママンにしてこの娘たち。