shidasyo:地域通貨、ボランティアチケットの研究です。これも半分私が、ちょっとこじれている感じなんですけれども。この、『ねこのてチケット』。コネクション・資金・実績がまだなく、場合によっては被支援側に括られているため既存の人間関係の外側から攻めたほうが早い駆け出し個人事業主が既にできることを、近しい人たちに搾取させない。なぜ、搾取が起きるのか考えるシステムです。フリーランス界隈では普遍的な悩みなんですけれども、悪意なき「ちょっと頼むよ」「得意でしょう」「練習にやってみたら」を機械的に仕分ける時のルールを自分の中で整理して、モノの形に表現したボランティアチケットです。
その「ちょっと頼むよ」というのをブロックできないと、対価をちゃんと下さる当たり前のことをしている方のお金をフリーライダーに垂れ流す構図になっちゃうので、個人事業主としてやっていくんだったらこれは絶対の責務なんだけれども、結構エネルギーが要ります。
これは、デザインしている最中、試行錯誤している最中ですね。これは商売として成立するかというのを試行錯誤している最中の仕事が特に搾取されやすいんですけど、例えば、支援・被支援とかパワーバランスのあった関係においては特にそうだなって、地元のボランティアの方に揉まれながら思っています。本当に個人的なことなんですけれども。
その中で「挑戦したいな」「これはやってもいいな」「やる義理があるな」と思うものもある中、毎回個別に受ける理由とか断る理由を説明するのに疲れ果てて作ったものなんですけれども、自営に挑戦中の就労困難者の方には結構共感をもらっていて、実際いろいろあるみたいですね。
あとは、『電子個性通価』というものをやっています。これ、自身のコミュニティに楽天経済圏みたいな独自のポイント制を導入して、価値交換を見える化できるシステムです。
ここで『ごっこde暮ラソー@ごっこ隊』っていうのをやっています。クラウドソーシングごっこを通じて、みんなの仕事のたまごを育てるコミュニティです。ここで、ボランティア以上即戦力未満のできること。今あるリソースですね。時間とか、お金とか、できること。あとはパソコンを持っているとか。そういうものをやりくりして仕事になるようデザインする段階。自営業ごっこです。例えば、受発注・経営・企画・経理・リサーチ。その疑似体験を、ハードル低く、楽しみながらできる場です。
で、この支え合いの履歴です。17000ポイントとか『3件支え愛』とか書いてあるんですけれど、ここに支え合った履歴を見える化して、スキルや実績、人柄を見える化すれば、実際に仕事を取ることもできるんじゃないかと思います。そうなったら面白いなと思っています。
私はなんでこんなことをやっているのかというと、今、余裕がある善意の人がリソースを垂れ流し続けて、体力が尽きた時に結局困るのが就労困難者の方だと思います。
そもそも余裕のある人しか他者を支えることができないとか、支えてはいけないみたいな風潮って妥当なのかなと思ったりします。支援・被支援関係も固定化しているんですけれども、就労困難者と呼ばれる人もできること、それまでの積み重ねや独自の経験、病気した経験もあるかもしれません、独自の社会経験です。今でもできる部分とか残っている部分、あとはポテンシャル。
そういうものにフォーカスして、それを使って支える側に回ることができるんじゃないかと思います。で、それを実際に足しにできる仕組みと価値観が世の中にあればいいなと思います。そうすれば、それがそのまま仕事になるはずなので。
で、この眠っているマンパワーとか財を最大限に活かすためには、やっぱりマッチングがポイントだと思っていて、膨れ上がる医療、介護、福祉費を減らし、間接的に生活の余裕を生むすごく可能性のあるものだなって。デジログ実践家の秀島誠一さんという方が、この方もクラブハウスで知り合った方なんですけれども、20年前から温めていて、やっと時代が追い着いてきたみたいな感じです。
これは、支え合いのためのプラットフォームです。私は、貨幣経済とか福祉とは違った切り口の何らかの視点が多分あるんじゃないかなと思っていて、それらと組み合わせたリスクの少ない価値循環の形があるんじゃないかと。
『結』とか『互酬』とかっていう言葉がありますけど、これは例えば、昭和の寒村とかの物々交換のイメージです。「ちょっとこれやっといて」と近所の人に頼まれて、いろいろもらってきたり。そんなやつです。そういうものの現代版みたいな感じかなと思って。でも、これもまだまだよく分かっていないので、勉強中です。
これが最後です。今後やりたいこと。在宅ワーク、就労支援に興味を持ってくださる支援者、行政関係の方を増やしたい。各分野の方を横につなげるお手伝いをしたい。
私、もう一回大学に行きたいと思っていて、情報学部でDX、『デジタルトランスフォーメーション』っていうんですけれども、ITとかテクノロジーとか、デジタルの力を使って人間の生活を良くするものを全部『DX』というふうにいいます。
だから、ペーパーレス化とかもそんなイメージですし、クラウドソーシングプラットフォームもDX、スマートホームなんかもDXですね。で、DXを研究したいというちょっと夢があります。
そのためにプログラミングを今勉強していて、さっきの電子個性通価プロジェクトのエンジニアの方に懇意で教えていただいているんですけども、それでいろいろ表現できるようになりたいと思っています。そういう何か没頭できることをやって、それが世のためになれば最高だなというふうに思っています。
ご清聴ありがとうございました。
(続く)
※この後、質疑応答タイムが入ります。
掲載OKか伺ってきます。
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『note』で有料マガジン化することにしました。
ALISを5000ALIS弱貯めることができました(ありがとうございます)が、investing.comのリアルタイム相場で取引できる場が実質ないことが分かり、その勉強の顛末も近日中にまとめてみたいです。
自分のアウトプットだけでなく、2024.8現在の情報として、何かお役に立つかもしれないと思いました。