

執筆者は今月、Binance Japan(バイナンスジャパン)での口座開設を完了しました。しかし、その主目的は一般的な暗号資産の売買による値上がり益の獲得ではありません。注目したのは、同社が提供する「SimpleEarn」と呼ばれる定期レンディングサービスです
これは、保有している暗号資産を売却せずに預け入れるだけで、決められた期間に応じて利回りが得られる仕組みです。今回は、執筆者が実際にこのサービスを利用し、資産を預けて利回り維持を図る戦略について、その選定基準や運用方針を詳しく解説していきます
Binance Japanは、現物の暗号資産取引で世界シェアNo.1を誇るバイナンスの日本法人であり、日本居住者や国内に永住権を持つ外国籍の方などを主な対象としています。そんな信頼性の高いプラットフォーム上で提供されているSimpleEarnは、豊富なバリエーションが特徴です
レンディング期間としては3日や7日といった短期から、30日、60日、90日、120日という長期まで幅広く用意されています
対応している銘柄も多種多様です。Bitcoin(BTC)やEthereum(ETH)、Binance Coin(BNB)、Solana(SOL)といった主要通貨に加え、Cardano(ADA)、Polkadot(DOT)、Avalanche(AVAX)、Tron(TRX)など、時価総額上位のプロジェクトが多数含まれています。具体的には、XTZ、THETA、ZIL、AXS、ALGO、IOST、GRT、FET、LPT、IOTX、A、SKY、APT、ATOM、ASTR、TON、SEI、NEAR、POL、SUIなどが挙げられます
これだけの選択肢がある一方で、すべての銘柄が無条件で推奨されるわけではなく、利用者自身がリスクとリターンを見極めた上で選定を行う必要があります
多くのユーザーが陥りやすい落とし穴として、「ロック期間」の存在があります。SimpleEarnでは、預け入れた暗号資産を指定された期間中、一切出し入れすることができません。もし誤って30日や120日といった長期のプランを選んでしまった場合、その期間中は市場が急変しても資金を動かすことが不可能になります
この流動性の欠如は大きなリスク要因となり得ます。したがって、SimpleEarnを活用する際は、自分の資金状況や市場見通しに合わせて、厳格な主観的条件を設定して臨むことが不可欠です
初心者でも安全かつ効率的に運用を進めるため、執筆者は以下の3つの条件を軸に銘柄を選抜しました
第一に「ロック期間」は3日から7日間の短期に限定します。これにより、資金の拘束時間を最小限に抑え、柔軟な対応を可能にします
第二に「予想利回り」は年率換算で0.5%以上を目安とします。手間をかけて運用する以上、一定以上の収益性が確保できるものだけに絞ります
第三に「時価総額」は世界ランキング100位以内の銘柄に限ります
これにより、極端な価格乱高下やプロジェクト破綻のリスクを回避し、比較的信頼性の高い資産で運用することを目指しました
これらの基準に基づき、執筆者が実際に選択した銘柄とその理由は明確です
まずCosmos(ATOM)は、7日間のプランで予想利回りが4.5%と非常に高く、短期間での収益効果が期待できるため採用しました。次にSolana(SOL)は3日間プランで1.3%の利回りがあり、回転率を重視した運用に適しています
Polygon(POL)は7日間で1.4%、Tron(TRX)は3日間で1.1%、Avalanche(AVAX)は7日間で1.29%といずれも高い利回りを示しており、ポートフォリオの中核を担う候補となりました。一方、Sui(SUI)やNear Protocol(NEAR)も短期プランに対応していましたが、それぞれの予想利回りが0.52%、0.69%と低調だったため、今回の選定からは除外しました
わずかな利息のために資金を拘束するよりも、より効率の良い銘柄に集中させる方が合理的だと判断したからです
SNS上では「SimpleEarnなら元本保証だ」「いつでも引き出せる」といった誤解が見受けられますが、これらは事実ではありません
まず、SimpleEarnは元本保証商品ではなく、暗号資産自体の価格変動リスクは預け入れ中も常に存在します。また、前述の通りロック期間中の引き出しは原則不可です
さらに、高利回りだからといって安全というわけでもありません。利回りは需要と供給によって変動するため、過去の実績が未来を保証するものではありません
これらの事実を正しく理解し、過度な期待を持たないことが長続きさせるコツです
運用を開始したばかりですが、今後は月次での見直しを徹底していく予定です。毎月利回りを確認し、計算を見直すことで、収益性とリスク管理のバランスを最適化していきます
理想としては高利回りの銘柄一本で利益を得ることですが、それは同時に大きなリスクを抱えることを意味します。そのため、複数の銘柄に分散投資を行い、安定した利息収入を得る戦略を堅持します
日本円への換金タイミングについても、各銘柄の状況を分析した上で、原則として月に1回の資産売却を検討しています。出金方法は銀行口座やPayPayなど多様な選択肢がありますが、手数料や手間を考慮し、シンプルかつ低コストな方法を選んでいく方針です
暗号資産運用は一夜にして富を築く魔法ではなく、地道な管理と計画性の積み重ねです。SimpleEarnを上手に活用し、無理のない範囲で資産形成に取り組んでいきたいと考えています
本記事の内容は2026年5月24日時点の情報に基づいています。詳細な仕様や最新の利回りについては、必ずBinanceJapanの公式サイトおよびサポートページでご確認ください。暗号資産取引およびレンディングサービスを利用する際は、利用規約をよく読み、自己責任において行ってください
文・編集:執筆者 https://alis.to/users/Shozao-web
バイナンスジャパン https://www.binance.com/ja










