大学生活のうちに社会人と触れ合う機会というのは、どれほどあるでしょうか。大学の授業、アルバイトなどいくつかありますが、同じ属性の学生や社会人が集まりがちであり異なる価値観の人と話す機会はそう多くありませんでした。
そのような環境が一気に変わったのか就活です。就活を経験しない限り企業や官公庁の方と学生時代に触れる機会は少ないのではないでしょうか。
3つのサークルで渉外担当としてスポンサー獲得やOBOGの方と接する機会をいただいてきましたが、将来の仕事を考えるきっかけにはどうしてもなりにくいと感じていました。
これらの経験から学んだ、100名以上の社会人とお会いして学んだことを記していきます。
大学に入るまでは、ごく限られた環境のなかで過ごしてきたことが大多数。しかしながら大学生活の後半には、就活という人生の一大イベントが待ち構えていました。
就活生になってから、「何がやりたいんだろう?」と悩む友人は多く、もっと早くから進路について考えておけばよかったと後悔する先輩も何人か見てきました。私もスピーディに行動しなければと思いながらも、どうやって意思決定をすれば良いか分からない状況が続いていました。
その意味でOB訪問などをしていると、ネット上には出回らない企業の裏事情や資料を入手することができたため、意思決定をする上でかなり解像度を高められました。また分野にとらわれず、企業のみならず官公庁でも様々な経験を積んだ社会人と話しておくことが、仕事の選択肢の幅を広げる有効な手だてだと感じました。
大学生といっても、十代後半や二十代前半の右も左もわからない若者です。実年齢の低さから、自ずと体験の数には制約が生まれてしまうことは事実です。学生にはない学びや反省をたくさん経験していらっしゃることを鮮明な体験談と言う形で追体験でき、どのようにしてキャリアステップを踏んでこられたかと言う点は非常に勉強になった事は事実です。
つまり若くして様々な体験談に触れるということは、同じ轍を踏まないための戒めのための機会だと言っても過言ではないのです。
多くのチャレンジをするにあたり、学生というネームバリューは非常に強い力を持つと思いました。とりわけあらゆる分野の方々とお話をする機会をいただけるのは、就活生であることの最大のメリットなのかもしれません。
もし様々な方々と関わることがなかった場合、一生狭い見識の中で生きていたことでしょう。
なかなか100名と言う多くの方々と接する機会は少ないと感じます。ですが今後もっとより多くの価値観を発見し、関わった人たちの人生を豊かにするためにも、多くの人々と関わっていく機会を創っていく事は一生のテーマなのかもしれないですね。