いやあやっとシャバに出てこれました。
というのは冗談です。
が
まともに社会生活を送っていれば受けないであろう「刑事罰を受ける」という貴重な体験をしたので、ここに書き留めておきます。
一体何をやったのかと言いますと、スピード違反です。
あるバイパスを走行中のこと。周りにほかの車もいなく、快適にアクセルを踏んでいると...
オービスでした。
音もなく焚かれる赤外線とフラッシュの光。
オービスが作動する速度は一般道であれば制限速度+30km/h以上です。
つまり一般道でオービスが光ったらもれなく6点と行政処分・刑事処分がつきます。
配備が進んだ今では誤作動やフィルム切れなどなく、さらに計測もループコイル式が主流になっているため、何かの間違いということは99%無いそうです。
オービスに撮られるとまず管轄の交通機動隊から出頭要請が届きます。
そんなわけでたった2日で出頭要請が来ました。交通機動隊本部にご招待です。
「お尋ねしたいことがあります」なんてイヤな書き方をする...
「ああ,,,さようなら僕の免許...」と思いながら出頭。
しかし、その日は事情聴取のみで終了。この段階ではあくまで「疑い」なので、事実確認と調書の作成が目的でした。
事実確認が取れると行政処分として30日間の免許停止処分が科されます。
次は停止処分を執行するための呼び出しが通常2週間~1か月で来るのですが、コロナの影響によりいつになるかわからない、と。そんな殺生な...
それから1か月半が経過したころ、停止処分執行の呼び出しが来ました。
次は免許センターに出頭です。
ここで最後の救済措置が待っていました。停止処分を受ける初日に開かれる免停講習を受講し、受講態度と考査の成績が良ければなんとその1日だけの停止処分で済みます。受講料が\12,700かかります。
なお、処分期間を1日まで短縮できるのは免停30日の場合のみです。
免停90日以上は講習が2日間になります。さらに意見の聴取・聴聞制度が適用され、反省文を提出するとやや処分が軽減されるらしい...
処分期間1日まで減らせるなんてそんなこと言われちゃったら受けるしかないじゃないですか。
朝8時半から夕方4時までみっちり講習を受けて、無事に処分期間はこの1日だけとなりました。
しかし、免許停止処分が終わっても免許の点数がもとに戻るわけではありません。
免許証の裏に「前歴1」とスタンプが押されます。
これが大変厄介で、前歴1が付くと、4点で免停90日の処分が下ります。前歴は1年で消えるため、停止処分が終了した翌日から1年間は特に安全運転を心掛けないととんでもないことになります。
行政処分が終わってもまだ刑事処分の執行が残っています。
この場合の刑事罰は10万円以下の罰金又は6か月以下の懲役となります。
この量刑のために今度は最寄りの検察庁からお呼び出し。
警察署で受けたのと同じように事実確認を行い、ためになる有難いお話を聞いて1時間ほどで終了。書類のみの略式裁判で量刑が確定します。
2週間から1か月ほどで裁判所から手紙が来て罰金の金額がわかります。
罰金の納付は銀行や郵便局などの金融機関で行えます。納付するのは代理人でも可能なので、平日は仕事で忙しくても家族に頼んで納付することができます。
この罰金を期限内に収めないと、自動的に懲役刑に切り替わり塀の向こうに行くことになります。。。
こうして、オービスに撮影されてからすべての処分が終了するまで約3か月かかりました。
点数制度や処分の一覧などは他のサイトにたくさん載っているので、体験記的な形で時系列で書いてみました。
移動式オービスの配備も進んでいるようなので気を付けましょう。
また書けることができたら書きに来ます。