最初にお見せする作品はやっぱり1番の自信作がいいかな...ということで
画材:線画→デジタルで部品の境界線など輪郭線を、写真から抜き出し
塗り→鉛筆とホワイトペン
紙は普通のA4コピー用紙です。
制作期間は約4か月(休み休みで) 1日の作業時間は30分から2時間。時間にして50時間ぐらいだったような...覚えてません!
モデルは知り合いの車です。車種で言えば「ホンダ アコードツアラー」に北米専売モデル「Acura TSX wagon」のパーツを多数流用し、カスタムした車両です。
特別なタイミングでの制作だったので過去イチ気合を入れて描きました。なので、特別なポイントがいくつかあります。
先ほどデジタルで輪郭線を抜き出すと書きましたが、ただ抜き出すだけではなく「ここは線を引かない方がいい」「ここから先は薄くぼかしたほうがいい」などある程度完成形を考えながら描いています。この時は1回描いて印刷してから何度か手直ししました。いつもは手直しをほぼしないので「なんでここの線引かなかったの」ということがしばしば...
前述した画材の項目でホワイトペンと書きましたが、いつもは使っていません。どこに使ったかと言うと、エンジンルームのヘッドカバーのドロップペイントの部分です。ここはさすがに鉛筆の塗り分けでは追いきれなかったのでホワイトペンに頼りました。
色の濃い光沢のあるボディの場合は周囲の映り込みも描くんですが、この時は複数の写真をみて光沢感と陰影をつけていました。
ここからはいつも同じことですが
フロントバンパーのメッシュやライトなどの細部はシャーペンを研いで尖らせて描いています。0.5mmを研いでいるので先端は0.1mm以下ですかね?この作業中は息ができないほど集中します。正直疲れるのであまりやりたくない。
ちなみにこれは「あの車かっこいいから描いてみよう」と軽い気持ちで始めた活動です。何人かの人に「お金取らないの?」と言われましたが、勝手に描いて対価を求めるわけにはいかないので。。。
かといって依頼されてもやる気が起きないです。たとえお金を払うといわれても「描きたい!」という気持ちがないと続けられないです。というか趣味のイラストをお金にすることは、自分の中である種の聖域というか禁忌みたいな認識です。(じゃあこの記事でALISを得ることはどうなんだって?イラストで直接もらってるわけではないからいいかなって。)
これは自分の中に「プロでもないのにお金をもらうわけにはいかない」というマインドがあるんでしょうね。これから時代が変われば変わっていくかもしれません。スタンスは臨機応変。
描き方などについてまだ書きたいことはありますが、それはまた次の機会に。
紅葉と自分の車の写真を撮りに行けたらそれを載せます。ダメだったらまた考えよう。