皆さん、こんにちは。64です。
前回の懐・古・趣・味「ファミコンテレビC1」で、「テレビデオみたいな感じ」と表現したのですが、公開した後思ったんです。
「そもそもテレビデオもレトロの分類に入るんじゃないか?」
ということで今回の懐・古・趣・味は「テレビデオ」です。
1975年にソニーが日本で初めてUマチック一体型を開発・発売した。そして1978年暮れに日立製作所がVHSビデオ一体型を、その後1980年代前半頃にシャープ、および松下電器産業(現・パナソニック)もこれに追従していった。しかしながら発売当初は単体のビデオデッキですら全家庭に普及していない高価な製品であり、それとテレビを一体化したテレビデオはおのおのを単独で購入するより高価であり、ぜいたく品扱いされた(当時のテレビデオは、単体のテレビとビデオデッキをそのまま合体させたデザインであり、「録画のできるテレビ」「ビデオテレビ」と呼ばれた)。また当時はテレビの大画面化、ビデオデッキの高性能化・低価格化が徐々に進行している最中であり、この時期に一体型をあえて選択するメリットもなかった。さらに当時はテレビは一家に一台の時代であり、またビデオデッキは故障の頻度も高く、ビデオデッキ部分の故障により修理に出している最中にはテレビが視聴できなくなるのも、大きなデメリットであった。そして当時はテレビやビデオデッキは購入した電器店が家庭を訪問して設置を行う製品であり、一体型にする意味は全く存在しなかった(店頭で購入して自分で設置するユーザーも皆無ではなかったが、そういうユーザーであればテレビとビデオの接続も問題なくこなせる)。そうしたこともあり1990年代初頭まで、まれに単発で発売される程度で、定番商品としてラインナップするメーカーは存在しなかった。
1975年にソニーがVHSではありませんが、日本で初めて開発したんですね。
しかし残念なことに、当時ではデメリットしかないということで、
あまり目立たない存在だったみたいです。
まずはこちらのCMをご覧ください。
このCMを見てもらったわかる通り、この「テレビデオ」という名前は
あの有名なコピーライターの糸井重里さんが考案したものだったのです。
残念ながらこの情報はWikipediaには載ってませんでした。
松下電器一社提供の番組「夢で逢えたら」が放送されていたり、
松下電器が、MCA社を100%子会社にしたバブル期。
そんな時代にパナソニックからとあるテレビが発売されます。
それが「2-SHOT」。
この「2-SHOT」をきっかけに、テレビデオは爆発的に普及し始めました。
「テレビは一家に一台」という時代からバブル期に入り、複数台所有する家庭も増え始めたことがテレビデオ普及のきっかけでした。
パナソニックの「2-SHOT」にはFMラジオを内蔵した機種が以前あった。しかしこれら機種のFMアンテナ端子はVHF/UHFアンテナ(混合)入力端子と兼用であり、VHF送信地域ではVHFアンテナでFMを受信できたが、VHFとFMの送信所方向が異なる地域やUHF専用の地域ではFM専用外部アンテナとFMアンテナ混合器を別に用意する必要があるなどデメリットのほうが目立ったため、「TH-21DR1(DVDレコーダー一体型)」を最後にFMラジオを内蔵した機種の生産は打ち切られていたが、2009年4月28日にVIERAワンセグ「SV-ME850」でFMチューナー内蔵機種が約2年半ぶりに復活した(AMチューナーも追加)。
なんとFMも聞けることができた「2-SHOT」。
アナログ放送が終了した現在でも使えるラジオとして使えるテレビですね!
このテレビデオ、大きな欠点を持っています。
それはビデオの部分だけが壊れても、修理に出す場合は、修理委託に出さないといけないので委託している期間は、テレビが見れないという大きな欠点がありました。
そのためビデオ部分が壊れても放置しておく人や新しく別でビデオデッキを買う人もいたそうです。
DVDや薄型テレビの時代が来たため、テレビデオは2000年代中頃に衰退していきました。しかし現在でも三菱電機の「REAL」などBlu-rayドライブと一体になっているテレビがあり、テレビデオに似たテレビは現在でも存在します。
このテレビデオは大衆の声を取り入れ、利便性を高めた当時の夢のテレビを実現したものといえるでしょう。