皆さんこんにちは64です。
今回はあの伝説のWindows Vistaについての記事を書いていきたいと思います。
Windows Vista とは2006年にマイクロソフトから発売されたOSで、発売当初は期待の持てるOSでした。
しかし発売直後のパソコンの性能は現在よりも低いものとなっており、当時のパソコンでは重かったり、エラーが多いなどの理由でダメなOSとして扱われることが多くありました。
その結果Windows XPのサポートがVista発売の2年後までと決められていたものが結局2014年までになったり、期待外れの OS としてMicrosoftでも扱われるようになりました。
また Windows XP がサポート終了した際には多くのマスコミが注意喚起を促すなど社会的な問題になったり、Windows 7でも同様の現象が起きましたが、残念なことにWindows Vistaではそのような現象が全く起きませんでした。つまりあまり使われていなかったということです。
今回はそんな Windows Vista についての記事を書こうと思います!
2006年にWindowsXPの後継OSとして販売されたWindowsVistaは、多くの人々から「エラーが多い」「重たい」といった声がありました。そのためダメなOSと言われることが多いが、これには大きな原因がありました。当時のパソコンのスペックです。
上のグラフに書かれているのがWindowsVistaのシステム要件だが、2006年当時のパソコンからすれば、これはかなり高スペックなパソコンでないと、使えないようなシステム要件でした。
某通販会社が当時販売していたパソコンでもこんな感じ
15万円のパソコンでギリギリシステム要件に届いてるという状況。
こんな感じで当時のスペックにあってないOSをMicrosoftは提供してしまったのです。
またシステム要件もCPUがPentiumIII 800MHzになっている地点でこのOSにあっていないのでこの設定も問題があったと思われます。
当時、個人的に衝撃的だったのが「Windows Aero」の導入でした。
しかしこの「Windows Aero」が重たい原因の1つとなったのです。
3D グラフィックを使用し、透過ウィンドウ、フリップ3Dなどの視覚効果が可能。これらの視覚効果は、従来の画像処理APIであるGDIに代わってDirectXを用いて処理されるようになっており、GPUを使用するようになっている。このため、高性能なGPUを搭載している場合においては、GDIを用いた従来の場合よりも高速な処理を期待できる。反面、パソコンのスペックによっては、Windows Aeroを有効にすることによりパフォーマンスが落ちることがある。また既存のアプリケーションが正常に動作することは保証されておらず、Aeroが有効になっていると描画に不具合が発生するアプリケーションも存在する。
この標準機能を使うことによってパフォーマンスが低下する場合があったんですね。
当時のパソコンでは本領を発揮できなかった残念なOSですが、実は素晴らしいOSだったということをお伝えします。
ではあまり知られてない話からしますとこのVistaはあの「HD DVD」に対応しています。「HD DVD」については過去に「懐・古・趣・味」の方で書きましたので、ぜひそちらをご覧下さい。
そして多種多様なStarter、Home Basic、Home Premium、Business、Enterprise、Ultimateの6つのエディションでユーザーの希望に沿った設計。
天気や株価などが簡単に確認できた「Windows デスクトップ ガジェット」。
今でも通用しそうな様々な機能がこのWindows Vistaから始まったのです。
また現在のパソコンだと快適に動作するらしいので、サポートが切れていなかったら使ってみたかったですね。
最後に余談なのですが、WindowsVistaには「インクボール」というゲームがありました。色のついたボールを同じ色の穴に落とし点数を獲得することである。ペン(またはマウス)で線を引き、ボールを反射させて穴に導く。ボードにはブロック状の壁が配置されており、種類によってさまざまな仕掛けがあるというゲームだったのですが、当時結構ハマってたなって思い出しました。
あのゲーム久しぶりにやりたいなぁ....