皆さん、こんにちは。64です。
今回から新しいシリーズを始めていきたいと思います。
その名も「懐・古・趣・味」!
(間に「・」をつけているのはシャ乱Qの「上・京・物・語」を意識してます(笑))
内容は「懐かしいサービスや商品、ブランドはどうなったのか?」ということをテーマに書いていきます!
皆さんは「iモード」をご存知でしょうか?
「iモード」は有名な携帯電話IP接続サービスですよね!
では「Lモード」はご存知でしょうか?
NTTドコモグループが提供する携帯電話IP接続サービス「iモード」を固定電話機に移植させたような類似サービスであり、Lは、Living・Local・Lady・Largeを意味している。東西NTTが2001年6月に日本国内で提供を開始した。ゲートウェイは東京と大阪の2カ所に設置されており、東西NTTが各都道府県内に設置されたアクセスポイントなどへの県内通信部分を提供し、域外となるゲートウェイまでの通信はNTTPCコミュニケーションズとインターネットイニシアティブに委託した。
Lモードに対応した電話機にはアナログモデムとモノクロもしくはカラー表示の大型液晶画面(約4-6インチ)が搭載され、メニューサイト「Lメニューリスト」にてコンテンツプロバイダによる着信メロディ・ニュースサイト・天気予報・地域情報・グルメ・レシピ・オンライントレード等の各サイトや、Compact HTMLで作成された勝手サイトのブラウジング、携帯電話のキャリアメールと同様のプッシュ配信型インターネットメール(Lメール)の利用ができる。Lメールのドメインは「○○○○○@pipopa.ne.jp」であった。画面レイアウトや操作性はiモードを踏襲していた。なお、通信はアナログモデム(殆どの機種が33.6kbps)による回線交換接続であり、接続時間に応じて通信料が発生する従量制課金となる。
簡単に説明しますとメールやブラウジングが固定電話でも出来ますっていう
サービスだったんです。「iモード」の固定電話版ですね。
ちなみに少し前まで家にLモードに対応している電話機がありました。
過去のブログなどを確認してみると、基本料金は月額300円だったみたいです。
当時から多くの問題点を指摘されていたようです。
僕が思ったのが、固定電話でネットする人っているのかと思っていました。
また「Lモード」より「iモード」の方が安いということもあったみたいなので、
だったら「iモード」でいいよねってなりますよね。
しかも家にあった電話機はモノクロの液晶だったので、
モノクロのネットって使えないよねっていう....
(まぁ「iモード」も最初の方はモノクロだったけど)
Lモード搭載の留守番電話機・ファクシミリは各メーカーのフラッグシップモデルの位置づけであり(実勢価格として2-6万円台)、Lモード無しの留守番電話機・コードレスホンやファクシミリと比べて価格に倍程度の開きがあった。既にADSLなどのブロードバンドインターネット接続が全国的に普及しており、パソコンでインターネットを利用している人がわざわざ乗り換えて(あるいは併用して)利用するほどの魅力に乏しかった。
Lモードの通信料はPHSのブラウザホンやドットiと同様の回線交換接続による時間従量制課金であることもあり加入者は伸びず、2004年7月に「#Lモード on フレッツ」を開始したが遅きに失した感があった。また、ターゲットに想定していた主婦層はファミリー割引(ドコモ)やパケット定額制の浸透もありフィーチャー・フォンを所持する人が多くなった。
Lモードの契約者数は2004年8月末に52万件となるが、当初目標の150 - 200万件には及ばず以降減少し、2006年11月30日に新規受付を終了。2010年3月31日に提供を終了した。
結局はドコモに負けたということになりますね。
現在のファックスの価格が1万円台や2万円台なのに、6万円台の電話機があったんですね...
今から考えると、「Lモード」は失敗する運命だったと思います。
itmediaの記事にも書いてある通り、「その場しのぎ」のサービスだったと言えます。
当時はインターネット黎明期であり、多くの人々がインターネットというものに
興味を持ち始めた時期だったと思います。
しかしそれと同時に携帯電話などの登場により、固定電話のポジションが奪われ始めた時期だったといえます。
また、2001年当時「WindowsXP」が発売されるなど、パソコンが身近になった時期でもありました。
その為、「iモード」と類似する「Lモード」には何のメリットもなかったと言えます。
試験機の写真が上に貼ってあるんですけど、家の電話機と全く一緒の形でした。
あれって松下電器(パナソニック)が製造したんですかね...?
次回は「HDDVD」についての話です!