J1リーグ第23節が8/17~18に行なわれました。
本来ではこの記事はJ1リーグを中心にお伝えしておりますが、今回は趣旨を変えて、天皇杯で起こったことを紹介します。
中村俊輔選手が移籍した横浜FCは、中村、カズの2人が00年6月、日本代表ジャマイカ戦以来19年ぶりに同時先発しました。カズは主将マークを巻き2トップの一角で63分プレーし、中村はボランチでフル出場。1-2で惜敗しましたが、満員の1万2489人の観衆が入ったようです。
カズは自身の持つ天皇杯最年長出場記録を52歳5カ月19日に更新。交代の際は、中村に主将マークを託した。前半5分にはこぼれ球に反応し左足シュート。惜しくも枠を外れたが「ああいうところに顔を出すことが続けば点は取れるんじゃないかな」と手ごたえを口にした。中村との“共演”に「とても幸せないい時間でした。この時代で一緒にピッチに立てることに感謝したい」とし「次は勝てるようにやりたい」と次回の共演に意欲を見せた。
二人合わせて93歳ってすごいな・・・。往年のファンであればとても嬉しい瞬間ですし、その二人がまだJのリーグで実際にプレーしていることはとても良い刺激をもらえますね。
では、試合結果と順位表です。
<試合結果>
清水 0 - 8 札幌
仙台 2 - 2 川崎F
FC東京 0 - 1 広島
横浜FM 1 - 2 C大阪
湘南 2 - 3 鳥栖
神戸 3 - 0 浦和
大分 0 - 1 鹿島
松本 1 - 1 名古屋
G大阪 1 - 1 磐田
衝撃の試合がありました。清水ー札幌で、札幌が8点をとって快勝しました。ジェイのハットトリックをはじめ、チャナティップが2ゴールを決める8-0の圧勝!ペトロビッチ(通称ミシャ)の掲げる攻撃的サッカーが完全にハマった感じですね。サイドの運動量を必要とする同監督のサッカーはどうしても夏場に失速(過去、広島、浦和がそうだったように)しがちだったのが、気候も良い北海道で、上手く機能出来ているのではないかと思います。また「攻撃サッカーの札幌」というアイデンティティも生まれ始めたのかな・・・と思います。昨年の実力がフロックではなく、エレベータークラブから完全に上位を狙えるクラブに成長しつつある感じです。
残り11節。優勝争いは上位5チームに絞られたといっていいでしょう。一番辛いのはACL、ルヴァン、天皇杯というコンペティションを残している鹿島でしょうか。主力選手が抜け、大幅に選手の入れ替えを迫られ中いけない中、どれだけ過密日程をこなしていけるかがポイントとなりそうです。逆にいうと他のコンペティションがルヴァン杯だけの東京は堅実に勝ち点3もしくは1を獲得していけば、優勝が現実的になっていくでしょう。ただ、アウェイ連戦が続くのが唯一の懸念点でしょうか。
さて、例年通り上位の差が詰まって面白くなってきたJリーグ。これからは降格争いも注目です。みなさん色々な、様々な楽しみ方でJを観てみてください!
<了>