早いもので、2022年もあっという間に終わり、クリスペを始めてから1.25年が経過した。わしがこの1年、クリスペをどんなふうに楽しめたか、クリスペ界隈はどのように動いたのか、その成果や実績を踏まえて振り返ってみようと思う。
とりあえず、クリスぺでの今のわしの現状を確認してみよう。
個人的にはレベルが1000を突破していたことが嬉しい。
が...なんか、称号が少ないし、リーダーが解放されていない(単純にバトル数が少ない)のが目につきますな...。
正直言えば、お前一年やっててこれかよ!!?って感じである。
思えばクエストとか全然やってなかった...(最近、焦ってプライムのクエスト消化してる。)
リーダーも全然開放してない...(ぶっちゃけデイリーボーナス分のフリーバトルしか回してない、っていうかたまに忘れる)
初見で『アミルの堕天』にボコボコにされた時に、「絶対にわしも堕天使カードで無双してやる!!」とか固く誓ってからもう1年経過してしまったが、未だにアミル150勝できていない...。
全然クリスペできてないぞ...?
ギルバトに出場したこともなければ、チャレンジカップで報酬圏内に入ったこともない。
そもそもコロシアムにもあまり参加できていない。カードゲームのセンスがない上にそこへ参加して十分な経験を積むことすらしていない...。クソ雑魚プレーヤーのまま...
わしはこの1年でなにか成長したのか??
考えてみれば、わしのプレイ環境はPC一択。オンボロイドで田舎の楽天クソ回線ではスマホでプレイができぬ...故にプレイできるのは自宅にいる時のみ、それも家族が居ない時に限られる。仕事柄、月に10日は家を空けるので、そもそもプレイする時間が取れないでいた...。プライム特典の30勝とか1文明しかできないし、そもそもログインボーナス全部受け取れてない...
でも、なんだかんだクリスペしている。アホみたいな高額のカードを買っちゃったりしている...。ろくにプレイできてないのに...。
それはなぜだろうか?
思い返せば、このゲームを始めた動機は単純に言えば"投資目的"だった。
当時は空前のNFTブームでなんだかよくわからない画像やアート?やらにとんでもない額の価値が付いていたりで、お金の音がジャブジャブ聞こえていた。
はっきり言って、わしにはその技術の崇高な成り立ちや高尚な目的などといった部分の理解はできていないが、よくわからないけれども価値はついているのはわかった。
わしにとっては"金のうんこ"のようなもの。
クソにたかるハエのごとくわしはNFT界隈へと飛んできたのだ。
雰囲気でなんとなくNFTに触ってみたい、ついでにゲームもしてみたい。
ゲームで利用できるのだから、よくわからない猿や石っころの絵なんかよりも実需があるのではないか?ぐらいの単純怠惰な思考でクリスペへと飛んできたハエがわしだった。まさに『Play to Earn』などという虫のいい話に飛びついた羽虫。
はてさて、ではこれが飛んで火に入る夏の虫の如くただ養分になって終わりなのかどうか、その判断は未だつけられない。なぜならクリスペは今のところまだサ終せずにそれなりに新規ユーザーを獲得しながら続いているからだ。
では1年やってみて、実際のところ当初の目的通りに"投資"として利益は出ているのか?
何故ならば、一度も利確をしていないからだ。
なんだろう...すっかりゲームにハマっちゃったよね。
故に実際にゲームで強力なカードや、レアなカードは手放したくなくなる。し、安値でカードが手に入りそうな機会に遭遇したなら、手に入れてしまいたくなってしまう。純粋に"勝ちたい"という気持ちや"コレクター欲"のようなものを刺激されてなかなかカードを手放せなくなってしまう。何枚もカードを購入したけれど、それらをトレードはしても現金化はしていない。
わしのような性分のハエは完全に"投資目的"で触れてはいけないゲームだった...。ただ、これは利確をさせないだけの"魅力"がクリスペに秘められているという事ではないか。こうして財布を掴まれてしまった哀れなハエ共が何匹かいるあたり、ポテンシャルは低くはないと思う。
幸いにも購入時より値下がりのしたカードはまだ少ない。
大きく値が割れてしまったのは『リッチの終焉』の1枚ぐらい。
購入時のおよそ半額程度まで値が下がってしまった。クリプトスペルズというゲームがどうこうというより、ゲーム内の環境が変化した結果である。ボルディミスドラゴン等の大型アタッカーの出現や、その対策としアグロのような前寄せデッキが増えてきて、速い展開でゲームを決めるデッキが増えた結果、使用するのに13マナを要し、それなりに墓地を肥やさなければ決定打となり得ない『リッチの終焉』は環境に刺さらなくなってしまった。つまり価値が落ちてしまったわけだ。(ロマンがあって超好きだったから残念)
しかしこういったゲーム内の環境による価値の上下もトレーディングカードゲームの醍醐味ではないか。
一部のカードを除けば、全体的にカードの値段も上がっているいるように見えるので、今のところクリスペは好調?を維持している?ため、わしのようなクソにたかるハエの"投資目的"も含み益を抱えたような状態?でなんとか体を成している。
...負けてない!まだ負けてないから!!(完全敗北者マインド)
まぁ、手っ取り早く儲けるならば、シコシコゲームをするよりもサクサク転売を回していった方が速いと思う。
ゲームを通して大会報酬がもらえたり採掘でレアカードを当てれたりするので無課金からアセットを増やして資金を増やすこともできなくはないが、どれも微々たる報酬であり、しかもそれには大会で結果を残す実力が必要なので万人ができる手法ではない。難しい。
つまり、投資や稼ぐことを目的にクリスペをするならばそれは非効率。
クリスペでプレイトゥアーンはできなくもないがあくまでもおまけ程度の認識でよいのではなかろうか。あくまでもメインはプレイ。これはゲームなのだ。
結果、今のわしがどのような気持ちでゲームをしているかというと、
投資とかはもう、ほとんどどうでもよくなった。
大きく損しなければいいな~程度。
でも面白いだけなら、わざわざ高額なアセットを用意しなければ札束カードにただ蹂躙され続けてしまうような弱肉強食の魔境であるクリスぺをわざわざプレイする必要はない。他に面白いゲームなどいくらでもある。突き詰めてクリスペをプレイできていない、また、もともとカードゲームの素養が乏しいわしでは、カードゲームとしてクリスペの深淵に触れることはできなかった。
ではなぜクリスペをやるのか。
わしにとってクリスペの何が面白いのか?
振り返ってみれば、わしはこの1年クリスペをしていたというより、主にクリスペトゥイッタランド(Twitter)をしていた。完全にゲーム外である。クリスペが他の凡百なカードゲームと一線を画している点といえばそれはNFTでBCGでDCGである点だろう。参入障壁も他よりちょっと高く思う。そんなイロモノなゲームに集まるプレイヤー達の中には、当然多くの変態が紛れている。最近ではクリスペのコミュニティもDiscordやグループLINEやらミラティブやらTwitchやらいろいろあるみたいだが、その中でもわしはほぼトゥイッタランドしかやっていない。それでも十分面白いのだ。
(本当なら全配信観に行きたいし、コロシアムとかでラッキーパンチ残して配信やTwitterでイキり散らしたい)
ろくにプレイもしねぇ癖にクソ高ぇカード集めて、ランクマやコロシアムでポイントを配るとか正気の沙汰ではないと自分でも思うが、なぜかそうなってしまう魔力が、魅力が、クリスペのコミュニティにはあるのだ...たぶん。
常にユーザーに尻をたたかれっぱなしのクリスペだが、創意工夫を持って、クリスペを楽しもう、楽しくしてやろうと尻を叩いてやれるエネルギッシュなユーザー達で溢れているからこそ、その波に揉まれているだけでも十分楽しいのだ。
しかも、そのような愛と活力に満ち溢れた変態が次々に現れるので、ゲームに飽きても(飽きるほど突き詰められていない)コミュニティに飽きなかったのだと思う。
乞食魂でだらだら続けていたが、いつの間にか、SKC財団に入団していたり、東京の新宿歌舞伎町まで人生初のオフ会に出向いたり、ネゴリ(自称ゴリラ)のおっさんとメイド喫茶に行ったり、ネカマ(自称17歳ギャル)のおっさんとバーで酒を飲んだりしていたのだ...。
金のうんこを舐めとりに来たはずなのに、いつしか変態達と戯れることが目的になってしまっていた...
そう、クリスペとは決して"金のうんこ"などではなかったのだ...。
投資目的で始めたわしが求めていたものは単純な金銭だった...。
目的通りにいくらかの金銭が得られるかどうかはまだわからない。
しかし、わしはクリスペを通じて既に"縁"や"新たな人生観"を得ることができた。プライスレスだ。
"投資"とはなにも金銭だけに限っていうものではない。
決して儲かるわけではないが、金銭以外に得られるものがクリスペには確実にある。
どうだろう?ここはひとつ、君の中の"変態性"に投資をするという意味で、クリスペをはじめてみてはいかがだろうか?
その時は、このわしも一人の"変態"として全力でお相手することを約束する。
次回は、主にわしが楽しんだクリスペトゥイッタランドのツイートを振り返りながら、クリスペ界隈の1年の動向や盛り上がりを振り返ってみようと思う。