昔、商店にせよ、飲食店にせよ、レジでの間違いってけっこう少なかった。
バーコードでない時代の方がかえって少なかったと思う。
ポイントとか、会員割引とか、セット割引とか、二杯目割引とか、ややこしくすると、バイトより客のほうが詳しくて、レシート見て、こうじゃないの?と言うと、
聞いてきますと言って、客の僕が正しかったりする。
レシート確認しない習慣もけっこう日本には強いと思う。
アメリカでは絶対レシートは渡すもんだという常識があったし、いついかなるときも明朗会計も徹底していたと思う。
こないだ、飲食店で割引券と会員カードを同時に使って、ちょっと高いなと思ったのでレシートをよく見たら、会員カードが活きてなかったので
「併用できると聞いているんだけど」と言ったら、
若い男性店員はめちゃ苦しみはじめて、先輩を呼びにいった。
先輩といっても20代前半ぐらいの女の子だけど、レシートを見て「会員カード割引ができてない」と言って、やり直し、追加返金してもらった。
そのとき、男の子のネームプレイトのカタカナの名前がベトナム語ぽかった。
僕の今までの経験ではコンビニでも何でもベトナム人の方が日本人より優秀で、複雑なことを聞くと説明の日本語がベトナム人の方がわかりやすい。
日本人の若い子は単語だけしか言わないのでわからないし、ムカつくと思っていた。
たとえば、
「この店のカードで何何料金の支払いできますか?」
日本人(特に女の子)
「赤いのなら」
ベトナム人(男女問わず)
「カードには赤の何何カードと、緑の何何カードがあります。
赤の何何カードならできます。ただし、ポイントはつきません」
みたいな。(これが普通の説明と思うけど。)
だからこないだはベトナム人にしては珍しく仕事できないなと思って
「○○さん(プレートの名前)、どこから来ましたか?」と聞いてみた。
すると
「日本です。ちょっと複雑で」と言ったイントネーションは生まれたときから日本にいる人の発音で、そうか、日本人だからダメなんだ。やっぱりベトナム人じゃないんだ。と納得した。(どういう納得!?)(苦笑)
話変わって、JRのスロープ係はスロープの真ん中のへっこみを、車両のでっぱりに入れ込むことすらできない人が多すぎる。
この前、「持ってますから下車してください」と言った人なんか、指をスロープより下に入れ込んでいた。
そのまま電動車椅子の重みがかかったら、指を思い切り挟んで怪我する。
という台詞がめんどくさかったので、「その手はいりません」と言って、離してもらった。
うーん。JRの試験に受かったんだよねえええ。
こないだ、JR大阪駅で「京橋乗り換え長尾まで行きます。スロープの手配お願いします」と言ったら、若い女性駅員が「京阪の長尾ですね」と言ったのには、ぶったまげた。(この話、関西の人ならわかると思うけど。)
(そもそも京橋で京阪に乗り換えるのなら、「京橋まで行きます。スロープの手配お願いします」しか言わないはずだろう。地理を知らなくても、今、相手に関係のない京阪の駅名を言うはずないのはわかるはずだ。「京橋乗り換え」という言葉で、「京阪電車に」と反射? 自分の会社の学研都市線と東西線は???)
うーん、4月入社の6月として・・・・・やはり地理を知らなすぎだろう。
しかも「JR学研都市線です」などの説明をしているとき、僕が話しているのを無視して自分の用事を言ってくる乗降客がひっきりなしにいて、
「あのう、今、僕が話しています」と言わないと、駅員は次々、新しい人の相手をするので、ぶったまげた。
ちなみにそもそも釜山や台北なら地下鉄やMRTが全部バリアフリーなので、この仕事は存在しないのだが。
日本は相対的に見て、かなり劣化している。(;゜ロ゜)