障碍者の就労継続支援Bという制度を使うと、実費(糸代など)のみで、さをり織りという織物のアート(技術・美術)を学ぶことができます。
織機を用いて、ぎったんばったん、鶴の恩返しみたいに、縦糸と横糸を繋いでいきます。
文章の「文」も「あや」と読み、「章」も「あや」と読むことができます。
初めて織物を織ったとき、ああ文章と同じだと思いました。
糸は言の葉です。
縦糸の色と横糸の色を紡いでいきます。
私の初めての作品はこれです。
しかし、私の作品にはどこか頭で作った欠陥があると感じます。
実は知的障碍や精神障碍のある子どもや大人の紡いださをり織りは、天性を感じさせる美しさがあります。
私はけっして彼らにかないません。