まず、最初に昨日訳せなかったこの立て看板の主張について、色々な人の協力で訳せたことについて、お知らせします。
日本語訳
1.原住民居住地の区画割りをやり直せ。
2.原住民委員会長官の夷將(名前)は辞任せよ。
原住民委員会が不当な区画割をしたため、原住民の土地がさらに奪われたことへの抗議のようです。
台湾の原住民の正当な処遇に関する問題は今なお解決したわけではないことをまざまざと表している写真を撮れたんだと思いました。
また写真左側の女性が原住民に見え、右側の女性が漢民族に僕には見えます。
そこから考えたことは、原住民運動は孤立しているわけではなく、漢民族のインテリ層など多くの協力者があって、広い意味における民主化の一部として、継続的に取り組まれているのではないかということです。
二二八記念館の展示内容とそこから見えてきた台湾現代史については、次回「二二八記念館と台湾現代(3)」以降で述べていきたいと思います。
(私の台湾グルメや観光スポットに関する記事はALISでまずまずの人気を博していました。が、社会的政治的な話になってから、がくんと「いいね」が減りました。予想されたことであり、実はわざとグルメの話などを先にすることで私はこのシリーズに一定の読者をつけようとしたのですが、できれば楽園のイメージを投影する観光地としてだけ台湾を見ることをやめたいと私自身は思っているのです。沖縄と同様です。)