どうも、アカネです(・ω・)ノ
好きな本募集企画を見つけたので、私の大好きな小説『ベルガリアード物語』シリーズをご紹介させていただきます!!
あんまりネタバレしないようにしたいですが、とにもかくにも、まずはあらすじからどうぞ。
太古の昔、莫大な力を秘めた宝石<珠>をめぐって神々が熾烈な戦いを繰り広げた。争いの末に魔術師ベルガラスが邪神トラクを倒し、その復活の日まで争いにひとまず終止符を打ったのだった……
老人ウルフの語る神話は、平和な農園で暮らす少年ガリオンの一番の楽しみだった。しかし少年の人生はある日を境に一変する。世界の命運を賭け、予言を成就する冒険の旅に連れだされたのだ!
(ハヤカワ文庫版『ベルガリアード物語(1) 予言の守護者』より)
物語は少年ガリオンが暮らす、のどかな農場から始まります。
ガリオンはおばさんのマダム・ポルに育てられた、平凡な男の子。両親はガリオンが赤ん坊の頃に死んだと聞かされています。手のひらに変わったあざがあることを気にしていますが、ポルおばさんはあまり詳しいことは教えてくれません。
ある時、語り部の老人ウルフとポルおばさんは、ガリオンを連れて、追っ手から身を隠すために農場を去ります。
この世界には様々な民族とそれを守護する神様がいて、それぞれに特性と個性があります。追っ手はマーゴ人。邪神トラクの民でした。彼らはどういうわけか、ガリオンを執拗に狙っているのです。
ガリオンは旅の途中で様々な仲間と出会い、やがてポルおばさんとウルフの正体や、両親の死の真相を通して自らが何者であるかも知ることに……!
指輪物語のような剣と魔法のファンタジーが好きな方なら一度は読んでおくことをオススメしたいです。と言っても、この世界に魔法を使える人物はほんの少ししかいないし、呪文も出てきませんが。
大昔の神々の争いから続くストーリーなので、神話好きな方にも刺さるんじゃないかと思います。
(アカネは剣も魔法も神話も大好物です)
このシリーズの最大の魅力は舞台の完成度でしょう。
世界設定が本当に細かくて、たくさんの国、人種が出てくるのですが全て違和感なくおさまっています。これはエディングスが書く作品全ての特徴でもあります。
語り口や飛び交うジョークもいいアクセントになっています。このへんは訳者さんのセンスもあるのでしょうね。
あ〜、こういう物語が書きたい!!
あと、ものすごく個人的な意見なんですが、
『ハリー・ポッター』シリーズはハリーの性格が悪いから好かん、というアカネみたいなそこのあなた。
ガリオンくんはとってもいい子なので安心してください!!
少年ガリオンの『ベルガリアード物語』の次は、
大人ガリオンの『マロリオン物語』を読んで、真の決着を見届けましょう!
さらにさらに、
あらすじにも出てきたベルガラスの、およそ七千年の人生がぎゅっと詰まった前史『魔術師ベルガラス』と、その娘視点の『女魔術師ポルガラ』を読むと、本編でさらっと流されていた「こんなこともあったのよ」の部分が全部わかっちゃう!
贅沢!!
……これね、本当に困ったことにね、『魔術師ベルガラス』の最後がね、『ベリガリアード物語』の冒頭に繋がっちゃうんですね。時系列が追いつくんです。
つまりどういうことかというと、
また最初から読みたくなるんですよ!_(:3」z)_
終わらないよ! ネバーエンディングストーリーだよ!
久しぶりに本棚の封印を解いて引っ張り出してみたら結構ボロボロだし、電子版買おうかな! と思って検索したんですけど……
ない……
紙も在庫がない……
なんてこった……
オススメしといて本当に申し訳ないんですが、読みたくなってくれた方いらっしゃいましたら、中古品を探してやってください_:(´ཀ`」 ∠):
ほんとスミマセン……
次に似たような機会があったら最初に確認します!
代わりにはなりませんが、よかったらアカネの小説をどうぞ。