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あなたは「君子」の道を歩んでいるか? 「小人」の道を歩んでいるか?
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今回は、易経2番「坤為地」からのエッセンスをお送りします。
坤。元亨。利牝馬貞。
(坤はおおいにとおる。牝馬の貞に利あり。)
★訳★
牝馬のようなただしさで生きれば、大いに物事はとおる。
私は、飲食店の長女として産まれました。
両親共働きで、母は食事を作りに出前の合間をぬって帰宅していました。
幼い頃、母親にこうしつけられました。
「お母さんのいる時に勉強してはいけない。いない時に勉強しなさい」
「お母さんがいたら、お母さんがいる時には手伝いをしなさい」
「勉強したいなら私の寝た後か起きる前にやりなさい」
だから、机の前で親がいる時に宿題をやったら怒られました。
「お母さんが帰ってくる前になぜやらなかった?」と叱られる訳です。
「母親が帰ってくる前に宿題を終わらせて掃除して待ってるのが当たり前」
と教育を受けていた訳です。
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一人の時に勉強しないでなにやってんの?
母親が起きている間は、コキ使われる(お手伝いする)時間。
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どういうことか?
当時の私は、お母さんに庇護されて、お父さんの稼ぎで食べさせてもらっている。いわゆるモラトリアム期。
何の稼ぎもないんだったら、親のお手伝いをするというのは大事なことになりますよね。
何が言いたいか?
【人に使われなきゃ意味がない】
何も責任感がない時は「使われて育つ」ということです。
役に立たなきゃどうにもならない。
人として、ビジネスマンとしてもあたりまえですね。
これが当たり前に出来る人間づくりこそ【君子への道】というわけです。
私は、母を、鬼だ!なんて理解のない人だ!と思っていましたが今となっては、感謝しています。
何か伝わりましたらうれしいです。